良いことを先に考える習慣を持つと、周りが明るくなって見えてきます。
暗い人は、まず先に欠点を探してしまいます。
「こんなにうまい話などあるわけがない」
「何か裏があるはずだ」
「怪しい……」
常に悪いところを先に探す癖があります。
だからいつも笑顔より、しかめ面が先に出てしまうのです。
「元気」より「疑い」が優先されてしまうのです。
たしかにうまい話はそうあるものではありませんが、初めには素直に喜ぶことを習慣付けておくことです。
悪いことを考えるのは、その後でも十分に間に合います。
初めから何でもかんでも疑いが先に出てくる癖があると、世の中が暗くて絶望的に見えます。
実際に世の中が絶望的でなくても、そういう習慣があると本当に暗くなってしまうのです。
例えて言えば、黒いサングラスをかけて現実を見ているようなものです。
世の中は明るくても、見ている人の目に黒いフィルターがあるなら、何でも暗く濁って見えます。
対象が、暗いのか明るいのかは関係ありません。
見ている人の「心」が明るいか暗いかの問題なのです。
初めに悪いことを考え、欠点を探してしまう癖を持っている人は、ちょうど黒いサングラスをかけて見ているようなものです。
何でも悪いことに見えてしまい、良いことでさえも悪く間違って見えます。
初めに悪いことから考える癖を持っている人は、損なのです。
わざわざ自分で、楽しいことを楽しくなくさせ、面白いことも面白くなくさせているのです。
元気になるためには、良いことから先に考える習慣が必要です。
かけている黒いサングラスを外して見ると、ありのままの姿を濁らずに見ることができるのです。