成長する人には、決まって「振り返る」という習慣があります。
何かをするたびに「これでよかったのか」と自分を振り返り、自分をチェックします。
たとえば友人との会話の後に、このようにふと考えます。
「自分の言葉遣いはこれでよかったのだろうか。
気分を悪くさせてしまうような言葉を使っていなかっただろうか」
今しがたの行動を振り返り、人にチェックをしてもらうのではなく、自分で自分をチェックします。
まさに自分が先生になっているということです。
こうした習慣が身についている人は、自分から成長していける人です。
悪いところを人に言われる前に自分で気づき、気づこうとする努力をしている人は、積極的に成長しようとしています。
見つかれば素直に直そうとしますから、成長がほかの人より早いのです。
成長とは人から与えられるものではなく「自分で気づくこと」が本当の成長になります。
本に書いてあることや、人から言われるままに実践することは、単なる「見たり聞いたりした」受け売りにすぎません。
実際に自分が体験したことを誰でもない自分で厳しくチェックし、正しくしていくことに成長があるのです。