「寝ている時間がもったいない」と言う人がいます。
睡眠時間は、非生産的で無駄な時間という認識でいます。
睡眠時間を短くすれば起きている時間は長くなり、人生を楽しむ時間も増えてお得だと思っています。
たしかに寝ている時間は活動ができません。
目を閉じて眠りにつき、気づくと朝です。
実際は長い時間が経過していますが、体感としては一瞬です。
タイムスリップしたかのような錯覚を覚えるでしょう。
睡眠時間は、生産性のない時間に思えます。
できるだけ睡眠時間を削り、覚醒時間を延ばそうとする人がいるものです。
しかし「寝ている時間がもったいない」という人は誤解をしています。
「睡眠時間も、人生の楽しみの1つ」ということです。
睡眠は、人の3大欲求の1つです。
生きていくうえで欠かせない欲求です。
大切な欲求を削ることになるのですから、これほど悪影響なことはありません。
睡眠不足になると、日中はふらふらします。
頭の回転も悪くなり、ろくに集中できません。
覚醒時間が長くても、実際にはぼうっとしている時間が長いだけになります。
生活の質の低下につながり、これが長期的に続くと、人生の質まで下げてしまいます。
睡眠を削ると、大きな代償を払うことになるでしょう。
睡眠中は目をつぶっているだけで何も活動していないように思えますが、誤解です。
寝ているからといって、何もしていないわけではありません。
日中の疲れを取ったり脳の中で情報の整理が行われていたりしています。
睡眠中には、さまざまな夢を楽しんでいます。
現実ではあり得ないようなストーリーを楽しめるのも、夢ならではの特徴です。
睡眠中の夢は記憶に残っていないかもしれませんが、だからといって無駄ではありません。
あくまで記憶に残っていないだけであり、その時間を楽しんでいるのはたしかです。
睡眠時間も、大切な人生の一部です。
睡眠時間も人生を楽しみの1つですから、たっぷり確保しておくのが正解です。
たっぷり寝れば、気持ちのいい目覚めを味わえ、幸せを感じるでしょう。
すっかり疲れが取れ、しっかり充電されているので、朝からスタートダッシュできます。
日中をパワフルに活動でき、充実した時間を送れるでしょう。
結果として、寝ている時間も起きている時間も充実することになります。
睡眠を取るのがもったいないと思っているなら、今すぐあらためてください。
睡眠を削ることは愚かなことであり、自分で自分の首を絞めることになります。
睡眠時間は、7時間から8時間半は確保しておきたい。
どんなに忙しいときでも、最低6時間は確保したいところです。
睡眠が長くなったことを悔しがるのではありません。
睡眠が長くなったら大喜びしましょう。
「よし、たっぷり寝ることができたぞ! 最高だ! 得をした気分だ!」と喜んでいいのです。
睡眠時間を短くする努力より、長くする努力をしてください。
睡眠時間も人生を楽しみの1つなのですから、気兼ねなくたっぷり寝ましょう。
たっぷり寝ることは、美容にも健康にもいいことでいっぱいです。