庶民の味方のお店と言えば何でしょうか。
そうです「100円ショップ」です。
たいていの日用品は、100円ショップで手に入る時代になりました。
小物類・文房具類・消耗品はもちろんです。
ちょっとしたカトラリー類やファブリック類まで購入できるから驚きです。
100円ショップに行くことが多く、行きつけになっている人も多いのではないでしょうか。
そんな100円ショップで買ったものに限って、よくある光景があります。
100円ショップで買ったものは乱暴に扱いがちです。
「どうせ安物だから、適当な使い方でいいだろう。壊れてもまた買えばいいだろう」
100円ショップで買ったものは、激安ゆえに価値も乏しいものと思いがちです。
気持ちが緩んで大切に使うことを忘れやすい。
乱暴に持ったりがさつに扱ったり投げるように置いたりすることが多いものです。
たしかに安物なら、壊れてダメになっても経済的ダメージは小さいでしょう。
もともと安いものなので、買い直すとしても金額は知れています。
作りが弱かったり安定感が悪かったりして、もともと壊れやすいかもしれません。
事実、100円ショップが登場して以来、多くの人は物を大切にしなくなったといわれています。
しかし、いくら安物であっても、それが「物」であることに変わりありません。
安物だからといって乱暴に扱うと、もともと壊れやすいものがさらに壊れやすくなります。
「1回使ってダメになる」というケースも少なくありません。
あるいは、使う前に壊れることもあり得ます。
自分もそうなっていないか振り返ってみることが大切です。
100円ショップで買ったものでも大切に扱いましょう。
「どうせ安物だから壊れてもいい」と思うのではありません。
「安物であろうと大切に扱う」です。
安物であっても、物としての価値を尊重して大切に扱いましょう。
荒っぽく持つのではなく、優しく持ちます。
投げるように置くのではなく、ゆっくり置きます。
汚れが付いたら、布やティッシュできれいに拭き取ります。
たとえ質が低いものであろうと、骨董品に触れるようなイメージで、優しく丁寧に扱うことです。
日頃から人生を真剣に生きているあなたなら、できるはずです。
意識の問題ですから、あなたの心がけ次第です。
作りが弱くて壊れやすいものであっても、丁寧に扱えば長持ちします。
100円ショップで買った小物でも、大切に扱えば、10年以上使えることもあるでしょう。
場合によっては、一生使い続けることも不可能ではありません。
100円ショップで買ったものを丁寧に扱うあなたは、素晴らしいのです。