時間を無駄にしたくない人にありがちなのは、睡眠時間の削減です。
睡眠時間を8時間から6時間に減らせば、2時間の時間が生まれます。
睡眠時間を8時間から5時間に減らせば、3時間の時間が生まれます。
寝ている時間がもったいないと考え、安易に睡眠を削る人がいます。
たしかに睡眠時間は、非生産的に思えるかもしれません。
睡眠中は何も活動できず、仕事も勉強もできません。
目をつぶり、ただベッドで横になっているだけの時間です。
寝ることに罪悪感を覚える人もいるようです。
しかし、時間を無駄にしたくないからといって、安易に睡眠時間を削るのは要注意です。
睡眠不足のため、日中の活動がおろそかになります。
頭がぼうっとしたり、眠気でうとうとしたりすることが増え、なかなか仕事に集中できません。
集中力の低下によって仕事の生産性を下げてしまい、かえって無駄な時間を増やしてしまうのです。
注意力も著しく低下するため、ミスが発生する可能性も急上昇します。
ミスが発生したら、リカバリーに時間を取られることになり、踏んだり蹴ったりとなるのです。
そもそも睡眠時間は、無駄な時間ではなく、心と体をメンテナンスする大切な時間です。
また起きている記憶を定着させる働きがあることでも知られています。
無駄な時間を減らしたいなら、しっかり睡眠を取ることが欠かせません。
寝ている時間がもったいないという考えは誤りです。
睡眠時間は、無駄な時間ではなく、必要な時間です。
睡眠は、人の3大欲求の1つですから、日頃から十分取っておくことが大切です。
健康維持に必要な睡眠時間は「7時間から8時間30分」と言われています。
少なくとも6時間は確保しておかないと、日中の活動に支障を来すと考えてください。
たっぷり寝ることができれば、朝から幸せな気分に包まれます。
日中は高いパフォーマンスを発揮できるので、仕事も勉強もはかどります。
無駄な時間を減らしたければ、睡眠時間を削るのではなく、むしろ十分に取るのが得策なのです。