プレゼンの発表会で前提条件を伝えると、文句を言う人がいます。
「持ち時間は5分です」と言われると「短すぎます。もっと時間をください。せめて10分は欲しいです」とぶつぶつ文句を言います。
もちろん前提条件に不公平があるなら別です。
他の人は10分で自分だけ5分なら明らかに不公平なので、不平不満を伝えることも必要でしょう。
しかし、公平な前提条件であるなら、ぶつぶつ文句を言わないことです。
みんな同じ条件なのですから、素直に受け入れるのがベストです。
ぶつぶつ文句を言ったところで前提条件は変わりません。
余計なエネルギーを消耗してしまい、無駄な時間も増えるばかり。
あまりうるさく言っていると、悪印象につながります。
要注意人物として目をつけられ、発表前から評価を下げられかねないのです。
前提条件に文句を言ったところで仕方ありません。
みんな同じ条件なら「はい、わかりました」と素直に飲み込み、さっと始めるほうがいい。
前提条件が厳しいものであってもいいのです。
限られた条件の中だからこそ、できる工夫があります。
「5分」という前提条件があるなら、言葉の一言一言、資料の1ページ1ページに力を入れられるでしょう。
たった5分でも、濃密なプレゼンができれば、聞く人をあっと驚かせたり感動させたりできます。
素直に前提条件を受け入れるほうが、無駄な時間がないうえ、逆手に取った策を受けるのです。