いじめが社会問題になっています。
自分より弱い立場にいる人を、肉体的・精神的な苦痛を与えることで苦しめます。
言葉、暴力、無視、強要、仲間外れ。
子どもの世界だけかと思いきや、大人の世界でもいじめは少なくありません。
学校や職場など、今まであなたの周りでも、いじめを目撃したことがあるかもしれません。
賢明なあなたは、いじめをしないでください。
いじめに加担することもNGです。
いじめは、単なる弱いものいじめです。
一瞬の快楽で終わるだけです。
いじめをすればするほど「私は残念な人間です」と公言しているのと同じことであり、これほどかっこ悪い姿はありません。
いじめは、成長をもたらしません。
弱いものをいじめるのは、時間とエネルギーの無駄遣いです。
どれだけいじめをしたところで、将来何の役にも立ちません。
学びも進歩も何もなく、そこにあるのは、虚無です。
いじめをしてマイナスはあっても、プラスはないのです。
いじめをしたところで、誰も幸せにしません。
誰かを笑顔にしたり喜ばせたり感動させたりすることはありません。
そこにあるのは、ひらすら負の感情だけです。
恨まれることはあっても、感謝されることはありません。
いじめをすればするほど、人間関係の孤立を深めます。
周りにいる人は「いつか自分もいじめられるのではないか」と不安を覚え、関わりを避けようとします。
いじめている人には誰も寄りつかなくなり、寂しい思いをすることになります。
近寄ってくる人がいても、悪い人たちという悪循環に陥るのです。
いじめた側はいじめたことを忘れても、いじめられた側は一生覚えています。
恨みを買うと、いつか思わぬ形で仕返しをされることもあります。
あとあと自分の人生に暗い影を落としてくることも覚悟しておかないといけないのです。
いじめの根本にあるのは「心の弱さ」です。
弱いのはいじめられる側と思われていますが、実際は逆です。
いじめる側のほうが弱いのです。
いじめる側は弱いことを悟られたくないので、いじめることで虚勢を張り、自分を大きく見せ、ごまかそうとしています。
いじめたところで、弱い自分の解決にはなりません。
いじめをしたところで、自分の弱さをますます証明することになるだけです。
いじめをするのは、時間の無駄であり、エネルギーの無駄です。
自分より弱い人がいて、その人に腹が立ち、いじめをしたい衝動に駆られても、ぐっとこらえてください。
いじめをする時間と労力があるなら、自分がやるべきことに取り組むことです。
自分の成長や幸せのために、建設的なことに打ち込んでいきましょう。
お金も時間もエネルギーも、無限にあるわけではありません。
リソースは限られています。
勉強をしたり、仕事に打ち込んだり、趣味や遊びを楽しんだりしたほうが、はるかに建設的で自分のためになります。
いじめは愚か者のすること。
自分と約束をしてください。
「どんなことがあっても、いじめをしない」と。
貴重な時間も労力は、愚かな行為に使うのではなく、大切なことに使っていきましょう。