上司から依頼されたとき、とっさに「はい、わかりました」と答える人がいます。
過去にやったことがある仕事なら即快諾で決まりですが、初めての仕事で進め方がよくわからないときもあります。
初めての仕事で進め方がわからないにもかかわらず、とっさに「はい、わかりました」と答えてしまうのは要注意です。
方法も方向も、とんと見当がつかないまま引き受けると、悩み時間が生まれます。
「わからない。どうしよう。これでいいのかな。違っていたらどうしよう……」
頭を抱えることになってしまい、うんうん1人でうなる時間が増えるうえ、余計なストレスまで抱えてしまいます。
自分の勝手な思い込みで仕事を進めたら、十中八九、失敗します。
上司から「そうではない」と叱られ、最初からやり直しを命じられ、ますます無駄な時間が生まれることになるのです。
何でもかんでも「はい、わかりました」と快諾すればいいわけではありません。
自分の判断で適当にやると、まったく違った方法や方向で仕事を進めてしまう可能性があります。
当てずっぽうで仕事を進めると、後から痛い目に遭うのが相場と決まっています。
初めての仕事で方法や方向がわからなければ、依頼された時点で聞くことです。
そんなことは当たり前だと思うかもしれませんが、頭でわかっていても、反射的に快諾をしてしまうことが少なくありません。
ありがちなのは、怖い上司の場合です。
怖くて怒りっぽい上司には、威圧感があって、質問しにくい雰囲気を出しています。
質問すると叱られるのではないかという不安があるため、わからないにもかかわらず、反射的に快諾してしまうことがあるのです。
そこでためらっていては、進め方がわからないままです。
当てずっぽうで仕事を進めたところで「そうではない!」と結局叱られるのは同じです。
たとえ怖い上司であっても、依頼された仕事の進め方がわからなければ、依頼された時点ですぐ聞くのが得策です。
ここでわざわざ時間を置いてしまうのは良くありません。
最初にきちんと詳細を聞いておかないと、頭を抱えて悩む時間が過ぎるばかりで、仕事を進めようにも進められません。
仕事を依頼されたとき、詳しい進め方がわからないときは、その場で詳細を聞くようにしましょう。