執筆者:水口貴博

心地よい睡眠の30の方法

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勉強や仕事のできない人は、睡眠時間の短さを自慢する。

勉強や仕事のできない人は、睡眠時間の短さを自慢する。 | 心地よい睡眠の30の方法

人間は、睡眠時間を短くする努力はしても、長くする努力はなかなかしないものです。

睡眠時間が短いと起きている時間が長くなり、得をしたような気分になります。

また睡眠時間が長いと、だらしない生活を送っていると思われてしまいます。

特に仕事のできない社会人は夜遅くまで残業をして、睡眠時間が短いことを自慢しがちです。

「昨日は深夜2時まで残業だよ。3時間しか寝ていないよ」

顔を引きつらせながら、自慢します。

そんな人の目の下には、黒くて大きなくまができ、不健康そうな表情なのです。

睡眠時間が短いと、周りから「すごいですね」と言われます。

すると、さも自分は、本当にすごいように勘違いしてしまいがちです。

しかし、こうしたことに振り回されないでください。

すごい人でも何でもなく、ただ仕事をするのが遅いだけです。

本当に仕事ができる人は、残業はしません。

早寝早起きであり、睡眠時間も十分にとっています。

見る人が見れば、睡眠不足を自慢する人は、単に仕事の遅い人であり、自己管理能力のない人だと感じます。

勉強にも同じことが言えます。

成績がいい人に限って、いつも「普通」にしています。

勉強ができるくらいだから、さぞ夜遅くまで毎日勉強しているのだろうなと思ってしまいますが、実際はそうではありません。

勉強のできる本人は「普通」そのもので、特に夜遅くまで勉強はしていないと言います。

私が中学生のころ、めちゃめちゃ勉強のできる三好君という同級生がいました。

いつも成績が上位なので、夜遅くまで勉強をしているのだろうと思い、本人に聞くと意外な返事が返ってきました。

「いつも早めに寝るようにしてるよ」と言うのです。

特に無理やり深夜まで勉強はせず、むしろ規則正しい生活を心がけ、睡眠時間は十分にとっています。

「三好君は、いつ勉強しているのだろう?」

勉強している人ほど、いつ勉強しているのかわからないのです。

三好君の謎を解き明かすと、睡眠時間を十分にとっている分、起きている短時間に集中し一気に勉強をするスタイルでした。

特に勉強は、集中するからこそ身につくものです。

だらだら勉強している人は決まって成績がよいとは言えません。

むしろいつ勉強しているのかわからないくらいの人のほうが成績はよかったりします。

それは起きている短時間の間に、勉強を一気に集中して行っているからです。

短時間であるゆえに、集中しているのでその分、身につき具合もよく、成績もいいのです。

あなたが学生であるならば、成績を上げるために少しでも睡眠時間を長くする努力をすることです。

あなたが社会人なら、仕事ができるようになるために、少しでも睡眠時間を長くすることです。

決して睡眠時間を短くしようだなんて逆の努力をしないように気をつけることです。

十分に睡眠を取って、起きている時間に集中力を上げてこなすほうが、能率がいいのです。

心地よい睡眠の方法(3)
  • 勉強や仕事ができるようになるために、睡眠時間を少しでも長くとる努力をする。
好循環を作り出すためには、昼間にしっかり頭と体を動かしておくこと。

心地よい睡眠の30の方法

  1. 睡眠時間は、充電する時間であり、回復する時間。
  2. 元気のない生活は、睡眠不足が原因になっていないか。
  3. 勉強や仕事のできない人は、睡眠時間の短さを自慢する。
  4. 好循環を作り出すためには、昼間にしっかり頭と体を動かしておくこと。
  5. 「こうすればすぐ寝られる」というスタイルを作っておけばいい。
  6. 睡眠は、最高の万能薬。
  7. 寝ている間にも、大量の水分が失われる。
  8. 積極的に水を飲むと、体の調子がよくなる。
  9. 本当は睡眠時間が、長くなるように努力しないといけない。
  10. 寝る前に食べてしまうと、胃や腸に残業をさせてしまうことになる。
  11. 忙しいときほど、しっかり寝ること。
  12. 人の受ける刺激の80パーセントは、目からの視覚情報。
    疲れの原因も目によるものが多い。
  13. 表情美人は、十分な睡眠から作られる。
  14. 朝の寝起きは、目も水分不足になっている。
    目薬は、目の目覚ましにちょうどいい。
  15. 寝る前に考え事をすると、余計に寝られなくなる。
  16. 睡眠時間も人生の一部。
    人生の3分の1は、睡眠で占めている。
  17. 寝起きが気持ちいいかどうか。
    これが「睡眠」と「快眠」の違い。
  18. かっこ悪いからと、否定しない。
    時には快眠グッズも効果的。
  19. 強がっている人ほど、風邪気味で出社する。
    風邪を引いてからではなく、引く前に寝よう。
  20. 差がつくのは、起きている時間より寝ている時間。
  21. 夜中の電話が、睡眠の邪魔をする。
  22. 「睡眠時間を短くする努力」より「睡眠時間を長くする努力」をする。
  23. 本番前は、早めに寝ない。
    いつもどおりでいい。
  24. 頭を起こすことで、目が覚める。
  25. どうしても眠れないときは、開き直って本を読む。
  26. 寝室の空気の質が、睡眠にも影響を及ぼす。
  27. 不規則な生活をしているからとはいえ、頑張っている姿だとは限らない。
  28. 「夜、頑張ります」は嘘。
    頑張るのは「朝」しかできない。
  29. 「眠たい」は、睡眠不足という証拠。
    眠たければ、もっと寝たほうがいい。
  30. いつも十分に睡眠が取れている人は、大事な場面でも徹夜ができる。

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