何度も同じことを聞かれることがあります。
ど忘れをするのは誰にでもあること。
「たまたま忘れたのかな」と思い、もう一度同じことを答えます。
ここまではよくあることですが、これが何度も繰り返されるとなると、話が変わります。
何度も同じことを聞かれると、だんだんいらいらしてきます。
面倒な気持ちが強くなり、文句を言いたくなる。
「前にも言ったよね」
「何度同じことを言わせるのだろう」
「この人は私を怒らせたいのだろうか」
同じことを繰り返すとばかばかしく思え、心にストレスが生まれてくるでしょう。
文句を言いたくなるかもしれませんが、こういうとき、心がけておきたいことがあります。
何度も同じことを聞かれたら、こう考えてください。
心を大きくするチャンスだと。
何度も同じことを聞かれても、いらいらせず、にこにこしながら答えましょう。
あなたも同じことを聞くことがあるでしょう。
そのときはきちんと覚えたつもりでも、何かの拍子でうっかり忘れることがあるはずです。
「私はそこまでひどくない」と思うかもしれませんが「記憶力は人それぞれ」という事実を忘れていませんか。
あなたは記憶力がいいかもしれませんが、相手も同じとは限りません。
世の中には覚えが悪い人もいます。
先天的に記憶力が弱い人もいれば、老化によって記憶力が弱った人もいるでしょう。
記憶力がいい人がいる一方、記憶力が悪い人も世の中にはいます。
トラブルと騒ぐほどでもありません。
「同じことを聞かれて困っている」と悩む人がいたとき「大変ですね」と思いつつも「大した悩みではない」と思うはずです。
肉体的・経済的ダメージがあるわけではありません。
客観的に見ると、小さなことであり、笑って済ませられることでしょう。
何度も同じことを聞かれてむっとしたら、記憶力の悪い相手を責めるより、心の小さな自分を恥じたほうがいいでしょう。
残念ですが、まだまだ心が小さな証拠。
だから、にこにこしながら、答えるのです。
何度も同じことを聞かれたら「心を大きくするチャンス」と考えましょう。
何度同じことを聞かれても、何度でも答えます。
5回でも10回でも答えます。
にこにこしながら笑顔で答えるようにしましょう。
心を大きくするトレーニングになります。
快く質問を受け入れることで、あなたにとってもプラスに働きます。