電車やバスの中で足を踏まれることがあります。
特につま先を踏まれると、かなり痛く感じます。
踏まれたときの自分の態度を振り返ってみてください。
相手をにらみ返していませんか。
むっとした態度になっていませんか。
腹が立って、にらみ返してやろうという気持ちもあるかもしれません。
この瞬間が大切です。
相手は悪気があって、足を踏んだわけではありません。
うっかり踏んでしまったのです。
足を踏まれたくらいで何なのでしょう。
大けがするわけでもなければ、靴がダメになるわけでもありません。
少し靴が汚れるだけのこと。
痛いかもしれませんが、大したことはないはずです。
特別な災難というわけでもありません。
あなたも、うっかり他人の足を踏んでしまうことがあるでしょう。
自分もうっかりすることがあるのですから、相手のうっかりも許しましょう。
お互いさまと思うのが正解です。
うっかり足を踏んでしまった相手は「しまった。悪いことをしてしまったな」と申し訳なく思っているでしょう。
だから、足を踏まれたときには「大丈夫です」と言って、にっこりすることです。
相手は「よかった。怒っていない」と、ほっとします。
自分もうっかりすることがあるのですから、相手のうっかりも快く許すことです。
ささいなことに、いちいち腹を立てないこと。
腹を立てるところで優しくなれる人がかっこいい。
足を踏まれたとき、にこっとできる人には、後から福が訪れます。