同棲では表札をどうするかが問題です。
表札を出すと、住んでいる人の氏名がわかるようになるので、抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。
インターネットが普及して、個人の特定が容易になっている時代です。
「個人情報が心配」「周りに名前を知られたくない」と考える人も多いでしょう。
表札を出さなくても法律上は問題ないため、個人の自由です。
物騒な世の中です。
複雑な社会事情を考慮して、表札を出さない選択をするのも自由です。
ただし、一人暮らしの状況とは違い、同棲となると、少し状況が異なります。
同棲の場合、異なる氏名の男女が1つの部屋に住むことになります。
表札がないと、配送業者の方は、該当の部屋を見つけるのが大変になります。
配送物の到着が遅くなったり、届かなかったりする可能性もあります。
時には大家や隣近所に確認の連絡が入り、迷惑をかけることもあるでしょう。
同棲は、一人暮らしのときとは違い、配送業者への負担が大きくなることが考えられます。
そのため、同棲では、できるだけ表札を掲げておくほうがいいでしょう。
表札に抵抗はあるかもしれませんが、配送業者の配慮を考えるなら、きちんと表札を出しておくほうが便利です。
もし個人情報が不安なら、名字の記載だけでもかまいません。
名字があるだけでも、配送業者は識別が楽になります。
表札に名字の異なる2人の名前があれば、それを見た近隣住民は不思議に思うかもしれませんが、気にしないことです。
むしろマナーの面で考えれば、きちんと表札を出している人のほうが丁寧と言えます。
表札を掲げることは、同棲をスムーズにするマナーの1つです。