同棲を始める際、引っ越しを伴うことがあります。
どちらかの部屋に引っ越すこともあれば、2人で新しい部屋を見つけて引っ越すこともあるでしょう。
事情でもないかぎり、会社が正確な住所を確認してくることはないでしょう。
報告が面倒だから、何も言わないで済ませようと考える人もいるかもしれません。
同棲で引っ越したら、会社に報告する必要はあるのでしょうか。
結論から言うと、報告が必要です。
会社には、従業員の管理を行う義務があります。
重要書類を送付する際は、正しい住所が必要です。
会社が登録している緊急連絡先も、変更が必要になるでしょう。
交通費を支給されている場合、引っ越しで住所が変わると、再計算をしなければいけません。
また住民税の支払いも、給与から天引きをして会社が納付していますが、従業員の住所によって変わる場合があります。
安易な気持ちで報告を省くと、後からトラブルに発展する可能性があります。
口頭の注意だけで済むとは限らず、減給や降格に至ることもあります。
最悪の場合、解雇される可能性もゼロではありません。
会社に知られたくない事情があっても、従業員なら会社の規則に従うのが第一です。
そのため、同棲で引っ越したら、きちんと会社に報告するようにしましょう。
もしほかの社員に同僚や引っ越しの事情を知られたくないなら、上司と相談して、配慮をお願いするといいでしょう。
信頼できる上司なら、きちんと事情をくみ取ってくれるはずです。