あがり症の克服に「講座や教室を利用する」という方法もあります。
たとえば「話し方講座」「スピーチ教室」です。
あがり症の正しい克服には「場数」と「成功体験」の2つが必要です。
最初は少人数の聴衆から始め、慣れるにつれて聴衆の数を増やしていきます。
重度のあがり症の人を除き、一般的なあがり症の人なら、この方法が有効です。
少人数の前なら心理的なストレスが小さいため、あがり症の人でも取り組みやすくなります。
確実に場数と成功体験を積み上げていくことで、人前での発表に強くなれます。
緊張をゼロにすることはできなくても、最終的には人前での発表がかなり楽になるでしょう。
ただし、この方法にはデメリットもあります。
「大がかりな準備が必要」という点です。
聴衆の数を少人数から大人数にするのは、それだけの協力者が必要です。
身近な人に協力を求めたとしても、人数に限りがあるでしょう。
5人や10人なら集めることはできても、30人や50人を集めるのは困難。
人の数が必要であり、個人が準備するのは厳しい条件と言えます。
そんなときに頼りになるのが「専門の講座や教室」です。
世の中には、話し方やスピーチの向上に特化した講座や教室があります。
講座や教室なら、少し費用はかかりますが、カリキュラムに沿っていくだけなのでスムーズにステップアップできます。
聴衆の数も、生徒を利用できるので、少人数から大人数まで実現が可能です。
短期間で集中的に人前の緊張に慣れることができます。
講座や教室ではプロによる指導が行われるため、失敗が起きにくいメリットもあります。
座学だけではなく、実践的です。
あがり症は、改善方法を間違えると、かえって悪化させる場合があります。
講座や教室を頼るのが恥ずかしく、意地を張って拒否していても、自分のためになりません。
改善が遅くなるばかりで、一生悩み続けることになります。
個人であがり症を克服する自信がなければ、素直に講座や教室を頼ってみるのも1つの方法です。
自分を変えるつもりで、思い切って教室のドアを叩くだけでいいのです。