執筆者:水口貴博

あがり症を克服する30の方法

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ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。

ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。 | あがり症を克服する30の方法

人前で行う発表では、ほかにも発表者がいるタイプもあります。

たとえば、スピーチ大会です。

発表者が何人かいて、1人ずつ順番に自分のスピーチを披露していきます。

自分の出番が早いこともあれば、遅いこともあります。

自分の出番になるまで、ほかの発表者の様子を見ながら待つことになるでしょう。

このとき注意したいのは「比較」です。

ほかの人のスピーチを見聞きしながら、自分より上手か下手か、比べそうになります。

自分以外にも参加者がいると、その人たちの様子や実力が気になるところでしょう。

特に心を乱されるのは、自分より上手な人です。

自分よりスピーチが上手な人がいると、感動して鳥肌が立つ一方、だんだん自分に自信がなくなります。

「上手だな。それに比べて自分は大したことない」と自分を責めてしまう。

しかし、参考にするのはいいですが、比較はよくありません。

ほかの人と比べるのは、感情を不安定にさせ、余計な緊張を招く原因になります。

自分より上手な人がいても、気落ちする必要はありません。

「人は人。自分は自分」という考え方を持ちましょう。

気になる気持ちがあったとしても、できるだけ気にしない。

たとえ自分より下手な人がいたとしても、余計な優越感は禁物です。

油断すると、失言や失態などのミスを招きやすくなります。

ほかの人と比べず、自分のスピーチに集中しましょう。

練習どおりに実力を発揮できるよう精神を集中させることが、緊張を抑えることにもつながります。

どうしても気になって仕方ないなら「無視」という選択肢もありです。

見聞きしないようにする。

そもそもほかの人の様子を無視すれば、比較のしようもありません。

あくまで周りに迷惑をかけない範囲ですが、状況が許すなら、選択肢の1つになるでしょう。

あがり症を克服する方法(6)
  • ほかの人と比べない。
立派に見せようとしない。
普通で十分と考える。

あがり症を克服する30の方法

  1. あがり症の克服は、誰でも可能。
  2. あがり症の克服には「必ず克服する」という決意が欠かせない。
  3. 精神論だけで、あがり症は克服できない。
  4. あがり症の克服に大切なのは2つ。
    「場数」と「成功体験」。
  5. 成功体験は、素直に喜ぶことが大切。
  6. ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。
  7. 立派に見せようとしない。
    普通で十分と考える。
  8. あがり症を克服できた人の共通点は、小さな成功体験を積み上げていること。
  9. あがり症の克服に、焦りは禁物。
  10. 「緊張してはいけない」と考えてはいけない。
  11. 緊張している自分を責めない。
  12. 「緊張するかもしれない」「あがってしまうかもしれない」と考えてはいけない。
  13. あがるから話せなくなるのは誤解。
    話さないからあがってしまうのだ。
  14. あがり症の人は、体を鍛えよう。
  15. 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
  16. あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。
  17. 鏡の前で練習をする。
    鏡に映った自分の目も、人目の1つ。
  18. 授業・集会・会議は、人目に慣れる機会になる。
  19. わざと派手な服装で外出して、人目に慣れておく。
  20. ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。
  21. 普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。
  22. マイクとはいえ、あがり症の人にとっては重要な練習対象。
  23. あがり症の人は、1番手を狙え。
  24. 原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。
  25. 1回ミスをしよう。
    そうすれば、気持ちが楽になる。
  26. 一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。
  27. 「話し方講座」「スピーチ教室」を頼ってみる。
  28. 「最初で最後」と思えば、なけなしの気力が奮い立つ。
  29. 見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然。
  30. あがり症で過呼吸になったときの対処。

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