執筆者:水口貴博

冠婚葬祭の30のマナー

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結婚披露宴でのスピーチでは、不幸話を避けること。

結婚披露宴でのスピーチでは、不幸話を避けること。 | 冠婚葬祭の30のマナー

職場の上司なら、部下が結婚をする際、スピーチを依頼されることがあります。

特に社内恋愛による結婚など、新郎も新婦も共通の上司の場合、頼まれる確率は高くなるでしょう。

披露宴でのスピーチでは、叱咤激励しったげきれいのスピーチをしてあげたいと思うかもしれません。

ただし、めでたい結婚披露宴では暗い話に要注意です。

結婚披露宴のスピーチでは、不幸な話を避けるようにしましょう。

たとえば、次のような話題は、スピーチで不適切です。

  • 両親が離婚した話
  • 浪人した話
  • 過去の失恋話
  • 交通事故の話
  • 障害を持っている話
  • 仕事上の失敗の話
  • リストラされた話

こうした暗い話をすると、会場が暗い雰囲気になり、新郎も新婦も気持ちが下がるでしょう。

悪気はなくても、気持ちのいい話題ではありません。

もちろんさらりと表面だけ触れるくらいならいいですが、詳しく話すのは避けるのが賢明です。

結婚披露宴は、幸せな2人の門出を祝うための宴会です。

出席する人は新郎新婦を祝福するのが役目ですから、スピーチでも明るく楽しい話をして、会場の雰囲気を盛り上げましょう。

スピーチに限らず、会場内での会話も不幸話は控えつつ、できるだけ明るく楽しい話題を選ぶようにします。

出席する人は、新郎新婦を明るく祝福するのが役目なのです。

冠婚葬祭のマナー(4)
  • 結婚披露宴のスピーチや会話では、暗い話を控える。
4万、9万、偶数は、結婚祝い金として送ってはいけない金額。

冠婚葬祭の30のマナー

  1. 結婚式で友人をなくす。
  2. 結婚が決まれば、早めに上司へ報告する。
  3. 新郎新婦より派手な格好をしない。
  4. 結婚披露宴でのスピーチでは、不幸話を避けること。
  5. 4万、9万、偶数は、結婚祝い金として送ってはいけない金額。
  6. お祝い金を、直接、現金で渡すのは厳禁。
  7. 式に出席しなくても、お祝い金を送るのがマナー。
  8. 招待された結婚式には、できるだけ出席する。
  9. 葬式のような弔事では、露出の少ない黒い服装にする。
  10. 葬儀の場で、亡くなった理由を遺族に尋ねないこと。
  11. 葬儀にはお線香を用意する代わりに、香典を用意する。
  12. 御祝儀では「折り目のない新札」。
    不祝儀では「折り目の付いたお札」。
  13. 焼香の火は、口で息を吹きかけて消してはいけない。
  14. うっかり口にしてしまう忌み言葉。
    あなたは大丈夫ですか。
  15. 「忌み言葉」だけでなく「重ね言葉」にも気をつけよう。
  16. 慶事と弔事が重なった場合には、弔事を優先させる。
  17. お見舞いには、タイミングが重要。
  18. 鉢植えの花は、お見舞いに持っていってはいけない。
  19. 不幸を連想させる花は、お見舞いに不向き。
  20. 花選びには、花屋さんに頼るのが一番いい。
  21. 患者を元気づけられなければ、お見舞いは行かないほうがいい。
  22. お見舞いには、長居は禁物。
  23. 取引先から個人宛てに届いた品物は、一言上司に報告する。
  24. 夏にお中元を贈れば、年末にもお歳暮を贈り、水準も保つこと。
  25. あげていない相手からの贈り物の返事は、礼状でよい。
  26. 政治関係は、贈り物のやりとりをしてはいけない。
  27. プリント印刷だけの年賀状は、要注意。
  28. 返事の遅すぎる年賀状は、得より損をする。
  29. 栄転か左遷かわからないときには「ご就任祝い」として贈る。
  30. 喪中の人に「めでたい品物」を贈ってはいけないが「感謝の品物」は贈っていい。

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