退職するときに避けて通れないのが、退職のスピーチです。
退職日に職場でスピーチすることもあれば、送別会のときにすることもあります。
「スピーチは大の苦手」「スピーチほど嫌いなものはない」という人もいるでしょう。
しかし、スムーズに話せる必要はありません。
言葉に詰まったり、大恥をかいたりしても、その場限り。
もう明日から職場に来ることはないのですから、思い切ってスピーチをしましょう。
人付き合いが苦手でも、最後くらいは愛想よく振る舞いましょう。
さて、スピーチで気をつけたいのは、内容です。
退職のスピーチでは、何を話せばいいのでしょうか。
包み隠さず話すのはいいのですが「もう最後だから」と思って、会社や同僚の悪口は厳禁です。
スピーチにふさわしい内容は、やはり会社や同僚への感謝です。
これまでお世話になったことを思い出しましょう。
テンプレートには頼らず、多少不自然でもいいので、自分の言葉で話すことが大切です。
苦労した思い出話を交えながら、心からの感謝を伝えれば、印象的なスピーチになるでしょう。
また忘れがちなのが、後任者への激励です。
自分がいなくなった代わりにも、きちんと対応することをお願いしましょう。
周りからの期待が感じられれば、あなたがいなくなってからも、責任を持って仕事を対応してくれるでしょう。