「いつの間にかいなくなった」
そんな状態だけは避けたいところです。
こっそりいなくなる退職では、社会人としての常識を疑われるでしょう。
退職日には、直属の上司や同僚など、お世話になった方々に挨拶回りをすることが大切です。
1人でも多くの人に、これまでお世話になった感謝とともに、お別れの挨拶をしましょう。
取引先にも、一言でいいので挨拶をしておくと丁寧です。
メールではなく、直接会ってお礼を言うのがマナーです。
直接会えなければ、電話で伝えるのもいいでしょう。
1人ずつ伝えるのが難しければ、メールによる一斉送信でもかまいません。
一斉送信をするなら、CCではなく、BCCを使うのがマナーです。
職場には、仲の悪い人もいるかもしれませんが、最後くらいはきちんとお礼を伝えるのがマナーです。
別れを惜しむ声だけとは限りません。
嫌みや小言も言われるかもしれませんが、退職後も頑張ってほしいという激励として受け止めましょう。
新しい1歩を踏み出す喜びと、別れの悲しさが交錯する、不思議な1日になるでしょう。
きちんとお別れの挨拶をすることで、気持ちの切り替えもでき、スムーズに次のステージへ向かうことができるのです。