退職をするときの最初の課題は、お金です。
退職をするなら、お金は大丈夫でしょうか。
再就職が決まっているなら、まだいいのです。
転職先で仕事があるのですから、次の収入のめどが立っています。
しかし、退職して無職の時期があるなら、お金の工面が必須です。
自己都合による退職の場合、失業給付を手にするまで数カ月はかかります。
普通に生活するだけでも、家賃・食費・光熱費など維持費が必要です。
子どもがいるなら、養育費。
再就職のための活動にも、交通費など、諸費用が必要です。
社宅に住んでいる場合は、引っ越し費用が必要です。
引っ越しとなると、敷金・礼金を覚悟しなければいけません。
失業中に事故や入院など、さらに余分な出費が必要です。
お金、お金の連続なのです。
仕事がスムーズに見つからないことを考えると、無職でも、数カ月間は暮らせる貯金が必須です。
お金の工面を無視した退職は、大変危険です。
無職中にお金が底を尽きれば、一気に人生が転落する可能性もゼロではありません。
お金の工面ができないなら、退職を思いとどまる判断も必要です。
退職するなら、きちんとお金の計算をしたうえで、計画的に進めることが大切です。
貯金・退職金・失業給付などを含めて、退職してもしばらく生活できるかどうか、お金の計画を立てておきましょう。