「自分の代わりはいない」
「自分が辞めると、職場が大変なことになる」
「自分が退職すると、会社は倒産してしまうかもしれない」
いいえ、それは誤解です。
失礼ですが、あなたが辞めても、職場は平然としているでしょう。
落ち着いて、自分がいなくなったときの職場を想像してみてください。
あなたが退職して、職場からいなくなるとします。
重要な仕事をしていた人物がいなくなれば、職場は成り立たないと思います。
しかし現実では、自分がいなくても、職場はうまくやっていけるでしょう。
あなたがいなくなれば、誰かが代わりをすることになります。
誰になるかはわかりませんが、適任者が選ばれるはずです。
最初はあたふたするかもしれませんが、しばらくすれば、慣れてスムーズに対応できるようになります。
自分の代わりはいないと思っていたのは、誤解でした。
今まで自分以外の人間が対応していなかったから、できなかっただけです。
対応するチャンスを与えられれば、すぐ慣れて、うまくこなし始めます。
人間は、慣れる生き物です。
大変な仕事でも、しばらく対応していれば、慣れるものです。
場合によっては、自分よりうまくこなすかもしれません。
認めたくはありませんが、それが現実です。
そもそも会社という組織は、人が抜けても経営が継続できるように成り立っています。
自分に自信を持つのはいいのですが、過大評価は不要です。
「自分が辞めると、職場が大変なことになる」と思うのは過大評価です。
誤った過大評価で退職に踏み切れず、自分の人生が前に進まないのではいけません。
誤った思い込みに気づき、本当の現実に気づきましょう。
「自分の代わりは、いくらでもいる」
それに気づけば、退職も転職も、なんのことはないのです。