退職すれば、契約上、会社の社員ではなくなります。
しかし、退職したからとはいえ、会社の秘密を自由に言ってもよいわけではありません。
業務で知り得た機密情報は、退職後も口外は厳禁です。
たとえば「ビジネスプラン」「新商品や新サービスの情報」「顧客情報」などです。
会社の重要な秘密は、すべて守秘義務の対象です。
おそらく退職の際、会社から守秘義務に関する誓約書を書かされるはずです。
機密情報が漏れると、大きなトラブルに発展することがあります。
言っていいか迷ったら、言わないことです。
最悪の場合、損害賠償に発展するケースもあるので、守秘義務は徹底して守りましょう。
また退職が決まれば、社外秘の情報はあえて聞かない心がけも大切です。
たとえば、新商品や新サービスの会議は、必要である場合を除き、できるだけ参加しないように心がけます。
機密情報に触れたことで、後から疑われるのもすっきりしないでしょう。
参加を打診されたときは「機密事情に触れないため不参加」と言えば、理解してくれるでしょう。
会議に出席しない時間は引き継ぎに使うと、時間を有効に活用できます。