「いつか役立つかもしれない」
「少しくらい持ち帰っても、わからないのではないか」
そう思って、業務資料や顧客データを、こっそり持ち帰る。
これは法に触れる行為です。
退職するタイミングで、会社の所有物を持ち逃げするのは厳禁です。
悪質な行為であり、謝るだけでは済まない問題に発展することがあります。
会社の所有物を持ち逃げするのは、立派な泥棒です。
一度に信用を失い、転職先にも影響することがあります。
顧客情報が流出して大きな問題に発展すれば、損害賠償を請求される可能性もゼロではありません。
会社の書類や顧客データは、すべて会社の財産です。
たとえ使わなくなった古い資料であれ、会社の財産であることに変わりありません。
「どうせ捨てるものだろう」と思うものでも、それは自分が判断することではなく、会社や上司が判断することです。
持ち帰ろうとは考えず、すべて会社に返却するようにしましょう。
「会社のお金で買ったものは、すべて会社の所有物」と考えれば、区別しやすくなります。
たったボールペン1本でも、会社の所有物なら、返却対象です。
持ち帰るのは「仕事で身につけた知識や経験」だけにしておきましょう。