執筆者:水口貴博

仕事を円満に辞める30の方法

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退職後、前の職場の悪口は言わない。

退職後、前の職場の悪口は言わない。 | 仕事を円満に辞める30の方法

「退職すれば、前の会社とは関係ない」

そう思って、悪口を言いたい放題になっていませんか。

たしかに社員でなくなれば、会社の看板を背負っているわけではなくなります。

会社から離れた状態になれば、どんな発言をしても直接、前の職場に伝わることはないと思うでしょう。

ところが、そこが要注意です。

会社と直接の関係はなくても、人間関係は、思わぬところでつながっているものです。

業界は、意外に狭いと考えることです。

どの業界も、知り合いを3人たどれば、ほぼ全員に到達できるといわれています。

ちなみに知り合いを6人たどれば、世界中の人に到達できるともいわれています。

ある人に漏らした悪口が、人づてをたどり、前の職場まで伝わる可能性は十分考えられるでしょう。

せっかく円満に退職できても、後から恨まれることがあるのです。

退職後もよい関係を保つためにも、退職しても、前の職場の悪口は言わないことです。

さまざまな事情があったにせよ、人生の一時期を共に過ごした人たちです。

大変な仕事を共有した仲間であることは変わりありません。

言うなら、悪口ではなく、感謝にしましょう。

悪口が人づてで伝わるなら、感謝も人づてで伝わります。

退職後、あなたが感謝していることが前の職場に伝われば、退職後も、良い人間関係を保てます。

むしろ退職後のほうが、もっと仲良くなれる可能性もあるのです。

人も財産です。

利害損得は関係なく、個人的な人間関係として、退職後の大きな財産になるでしょう。

社会人としてのマナーというのもありますが、あなたの今後のためにも、感謝を言っておくほうが得策です。

仕事を円満に辞める方法(29)
  • 退職後は、前の職場の悪口は言わず、感謝を言う。
退職後も、前職の人たちと定期的に連絡を取る。

仕事を円満に辞める30の方法

  1. 一般的な退職スケジュール。
  2. 家族に無断で退職を強行するのは危険。
  3. 退職時期を決める判断は、退職金も参考にする。
  4. 働きながら転職活動をするのがいい。
  5. 退職を避けるべき第一の時期は、繁忙期。
  6. 上司を納得させる退職理由のポイント。
    「ポジティブな根拠」と「強い意志」。
  7. 上司が退職を聞き入れてくれないときの対応策。
  8. 退職が決まれば、遅刻や無断欠勤をしていいわけではない。
  9. 上司の都合と転職先の都合は、どちらを優先させればいいのか。
  10. 後任者が決まるまで、退職を保留にするときの注意点。
  11. スケジュールを立てるのも、引き継ぎの一部。
  12. 後任者がいないのは、自分のせいではない。
  13. 引き継ぎが終わって、することがなくなったとき。
  14. 折を見て、退職の進行状況を転職先に連絡しよう。
  15. 外野からのやじの対処法。
  16. 取引先には、後任者の紹介の仕方が重要。
  17. 会社の所有物は、何であれ、持ち帰らない。
  18. 一度受理された退職願は、取り下げることができるのか。
  19. 処分は必要でも、処分のしすぎには要注意。
  20. 退職で判断が難しい場面の考え方とは。
  21. 退職日まで有給休暇を消化する場合でも、退職日くらいは挨拶をしたい。
  22. 退職の挨拶は、足りないことはあっても、しすぎることはない。
  23. 退職では、できれば贈り物をする。
  24. 退職時には、取引先の名刺も返却対象。
  25. 会社から受け取るもので気をつけたい食い違い。
  26. 最後だからとはいえ、送別会で羽目を外しすぎない。
  27. 退職のスピーチでは、何を話せばいいのか。
  28. 退職後に、返却し忘れたものに気づいたとき。
  29. 退職後、前の職場の悪口は言わない。
  30. 退職後も、前職の人たちと定期的に連絡を取る。

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