退職するときは、整理整頓をするのがマナーです。
使わない資料や電子データは、残しても仕方ありません。
必要な書類はシュレッダーで処分します。
会社から借りているパソコンがあれば、返却するとき、不要なファイルを削除します。
共有フォルダーに置かれているファイルも、不要なものは削除しましょう。
さて、このときによくあるトラブルがあります。
処分のしすぎです。
不要な書類を片付けていると、大事な契約書までシュレッダーにかけてしまった。
不要なメールを削除していると、取引先の重要なメールまで削除してしまった。
引き継ぐべきものまで処分してしまい、引き継ぎに支障が出る場合があるのです。
紙の書類は、シュレッダーに掛けると、元に戻せません。
電子データは、一度完全に削除すると、復元するのは困難です。
謝って済めばいいのですが、謝って済まないケースもあるはずです。
会社の重要な財産まで捨ててしまえば、責任問題の話し合いになります。
場合によっては、弁償や賠償に発展する可能性もあります。
不要なものの処分は必要ですが、処分のしすぎには注意しましょう。
本当に必要ないことをよく確認してから、処分することが大切です。
判断に迷ったら、自分だけで判断せず、上司に相談するのがベストです。