執筆者:水口貴博

冠婚葬祭の30のマナー

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プリント印刷だけの年賀状は、要注意。

プリント印刷だけの年賀状は、要注意。 | 冠婚葬祭の30のマナー

1年の始まりといえば、年賀状です。

年の始まりには身内や友人間で年賀状を送るのが通例になっています。

仕事においても、特に大切なお得意先や取引先には、年賀状を送らないほうが珍しいくらいです。

そんな年賀状でも「損をする年賀状」と「得をする年賀状」の2種類があります。

「プリント印刷だけの年賀状」か「手書きも含まれた年賀状」かの違いです。

文章もすべてプリント印刷にした年賀状を見かけることがあります。

これは損をする年賀状です。

大量に印刷をしていることがわかり、自分のその1人だとわかるからです。

心も気持ちもこもっていない冷たい年賀状は、むしろ相手に失礼になりかねません。

さらにプリント印刷だけの年賀状を取引先に送ると、冷たい印象を与え、仕事に影響することもあります。

「手で書くのが面倒だったのだろうか」

相手をがっかりさせることは、自分が損をします。

そこで大切なのが「手書き」です。

大事なメッセージだけは、下手な字でもいいので、手書きを心がけるようにしましょう。

手書きの文字には、人の心をアナログで表現できる効果があります。

一生懸命に手で書いている姿が思い浮かび、ありがたい気持ちになります。

その温かさが、人間関係や仕事によい影響を及ぼします。

住所氏名などの記載はプリント印刷でもいいですが、せめて大事な文章だけは手で書くようにしましょう。

冠婚葬祭のマナー(27)
  • 年賀状は、住所はプリント印刷であっても、大事なメッセージは手書きで書く。
返事の遅すぎる年賀状は、得より損をする。

冠婚葬祭の30のマナー

  1. 結婚式で友人をなくす。
  2. 結婚が決まれば、早めに上司へ報告する。
  3. 新郎新婦より派手な格好をしない。
  4. 結婚披露宴でのスピーチでは、不幸話を避けること。
  5. 4万、9万、偶数は、結婚祝い金として送ってはいけない金額。
  6. お祝い金を、直接、現金で渡すのは厳禁。
  7. 式に出席しなくても、お祝い金を送るのがマナー。
  8. 招待された結婚式には、できるだけ出席する。
  9. 葬式のような弔事では、露出の少ない黒い服装にする。
  10. 葬儀の場で、亡くなった理由を遺族に尋ねないこと。
  11. 葬儀にはお線香を用意する代わりに、香典を用意する。
  12. 御祝儀では「折り目のない新札」。
    不祝儀では「折り目の付いたお札」。
  13. 焼香の火は、口で息を吹きかけて消してはいけない。
  14. うっかり口にしてしまう忌み言葉。
    あなたは大丈夫ですか。
  15. 「忌み言葉」だけでなく「重ね言葉」にも気をつけよう。
  16. 慶事と弔事が重なった場合には、弔事を優先させる。
  17. お見舞いには、タイミングが重要。
  18. 鉢植えの花は、お見舞いに持っていってはいけない。
  19. 不幸を連想させる花は、お見舞いに不向き。
  20. 花選びには、花屋さんに頼るのが一番いい。
  21. 患者を元気づけられなければ、お見舞いは行かないほうがいい。
  22. お見舞いには、長居は禁物。
  23. 取引先から個人宛てに届いた品物は、一言上司に報告する。
  24. 夏にお中元を贈れば、年末にもお歳暮を贈り、水準も保つこと。
  25. あげていない相手からの贈り物の返事は、礼状でよい。
  26. 政治関係は、贈り物のやりとりをしてはいけない。
  27. プリント印刷だけの年賀状は、要注意。
  28. 返事の遅すぎる年賀状は、得より損をする。
  29. 栄転か左遷かわからないときには「ご就任祝い」として贈る。
  30. 喪中の人に「めでたい品物」を贈ってはいけないが「感謝の品物」は贈っていい。

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