最初に「栄転」と「左遷」の違いについて説明します。
まず栄転とは、仕事の功績が職場で認められ、昇格に伴い仕事先も変わるということです。
「栄誉のある転勤」です。
もちろん喜ばしいことです。
その逆に「左遷」があります。
左遷とは、仕事で大きなミスを犯したため、前より低い地位になることです。
「降格に伴う転勤」です。
当然、喜ばしいことではありません。
取引先の担当者が、突然の転勤ということがあります。
もういなくなる人だからとはいえ、ほったらかしにするのはよくありません。
「有終の美」を飾る人こそ、社会人です。
最後でも、これまでお世話になった感謝を込めて贈り物をしたいですね。
取引先の担当者が、栄転のため転勤する場合があります。
そうした場合には「栄転祝い」を贈ります。
あらかじめ栄転だとわかっている場合には贈りやすいのです。
問題は転勤することがわかっていても、栄転か左遷かわからない場合です。
まれに左遷による転勤もあるため、判断には注意が必要です。
そうしたとき、よい贈り方があります。
「ご就任祝い」として贈ればいいのです。
ご就任という言葉には、栄転も左遷も両方で使える言葉です。
判断がつかない場合には、これが有効です。
左遷の可能性もあるため、のしは付けないで贈るようにしましょう。
これなら、わからない場合にも贈ることができます。