「人間関係で大切にしていることは何ですか」
そう質問する面接官の狙いは、周囲との調和が保てる人物かどうかの確認です。
面接官は、人間関係で大切にしていることを手がかりにして、応募者の人柄や職場への適応力を見極めようとします。
まず前提として、正直な考えを述べることが大切です。
面接官の機嫌を取るような発言は不必要。
自分が人間関係で大切に心がけているポリシーを、ありのまま話せばいいでしょう。
たとえば「どんなに親しくなっても、礼儀を大切にしている」という回答でもかまいません。
「必ずお礼はする」
「笑いを意識している」
「どんな人も先生だと思って接している」
「誕生日のプレゼントは欠かせない」
「疲れていても、必ず挨拶を心がけている」
ユニークな発言も許容範囲です。
自分の過去を振り返り、実際にあったエピソードを織り交ぜて紹介すれば、具体性と説得力が向上します。
エピソードも、サークル活動よりアルバイトのような、仕事に近い体験のほうがいいでしょう。
面接官は、実際に採用した後の場面を描写しやすくなり、深くうなずいてくれるはずです。
ただし正直に答えつつも、最低限、次の2つのキーワードは押さえておきたいところです。
チームとして行動するには、協調性と思いやりが必須です。
いくら能力の高い人でも、身勝手な行動をしたり助け合いがなかったりしては、チームの総合力を発揮できません。
社会に出て仕事をするからには、チームを意識した行動が不可欠。
チームを意識した行動に必要なことこそ、協調性と思いやりが重要な柱です。
協調性と思いやりの2つを押さえておけば、円滑な人間関係が期待でき、上手な答え方をしやすくなります。
結果として、職場での良好な人間関係を構築するコツにもつながります。