今あなたが社会人であるならば、少なからず人間関係に悩んだことがあることでしょう。
社会の中では、人間関係は避けては通ることのできないことだからです。
特に大変なのが、上司です。
上司ほど厄介な存在はいません。
上司というだけで、偉そうに命令するのはもちろんのこと、仕事ができたらできたで今度はその仕事の粗探しをします。
嫌われるようなことをするのが趣味ではないのかと思うくらいに、かちんとなるようなことばかりしてきます。
それが上司の仕事なのです。
嫌われるのが、上司の仕事といってもいいくらいです。
中には「ありがとう」を決して口にしない横柄な上司も存在します。
また偉そうにするのが上司の仕事だと思っている人さえいます。
たいていの場合、上司は厄介な存在となり、苦手意識を持ってしまうようになります。
私も以前に自分とはまったくそりの合わない上司と一緒に仕事をしたことがあります。
自分とは似ても似つかない正反対の性格を持った上司だけあって、すぐ苦手意識を持ってしまいました。
やることなすことはもちろんのこと、考え方もまったく異なっていたため、一緒に仕事をしていてさんざんな目にあったことがあります。
仲良くなりたいという私の気持ちとは裏腹に、仲の悪くなるような態度を取る上司でした。
嫌われるようなことや、不快な気持ちにさせる発言をしてくるため「どう付き合えばいいのか」と悩んだことがあります。
このように、眠れない夜を与えてくれる厄介な上司に一度は当たってみるといいでしょう。
人間関係について、これほど考えさせられることはありません。
私もそんな厄介な上司に一度大当たりしたことが幸いして、人間関係について考えるよい機会ができました。
今はこのように冷静になって上司とうまく付き合っていくためのコツを考え、紹介していくことができています。
何事もストレスと感じることは、乗り越えるための大きな力になります。
実は、厄介な上司とうまくやっていくためにはそれなりのコツがあります。
ここで紹介するコツたちは、学生の人たちには特に新鮮な響きに聞こえることでしょう。
たいていの人は、学生までの人間関係がすべてだと思っています。
しかし、実際、本当の人間関係は、社会に出てから初めて経験することなのです。
学生時代までは、好きな人とだけ付き合い、嫌いな人は無視する人間関係です。
特に大きなストレスもなく、温室の中にいるような人間関係でした。
しかし、社会での人間関係は、好きな人だけでなく嫌いな人とまでうまく付き合っていかなければならなくなります。
学生時代とは違い、嫌いな人といつも一緒にいるという生活もあります。
嫌いな人とうまくやっていくためにどうすればいいのかを真剣に考えることもしばしばです。
社会ではこれが日常茶飯事です。
社会人として、世の中に出たばかりの新人が仕事に慣れてくれば、いずれ、この壁にぶつかるときが必ずやってきます。
社会に出たことのない学生たちにも、ここで挙げるコツはさらなる人間関係を向上させるための大きな知恵となるでしょう。