どんな上司であろうと、必ずあなたのためになる先生となります。
それはたとえ短所があり、うんざりしてしまうという上司でもそうです。
よい上司というのは、尊敬でき長所がある上司だけでなく、短所のある上司も、実はあなたのためになるのです。
悪い上司からは「反面教師」として学べるからです。
反面教師とは、相手の悪い部分から「こうなってはいけない手本」として学んでいくことです。
自分にはない部分を学びながら、同時に性格や態度が悪い上司からは「こうなってはいけない」ということを学びます。
ということは、あなたの上司がどんな上司であろうと、必ず学ぶべき点があるということになるのです。
あなたが上司をどう見るかで、どれだけ学べていけるかが変わってきます。
いつかくるであろう上司になる日のために、今からいいところをどんどん吸収していきましょう。
今はつらい時期でも、将来必ずあなたのためになります。
私も仕事をしていると「世の中にはこんなに性格の悪い人が存在するんだ」と驚いてしまうほど、性格の悪い人もいます。
それは上司とは限らず、同僚であったり、お客さまであったりします。
天然記念物になるのではないかと思うくらい、嫌われる態度や発言しかしない人です。
そんなとき、にこにこ私は表情こそ穏やかにしてはいますが、心の中ではストレスをぐっとこらえています。
そんな人を目の前にすると、やはり私もいらいらしてしまうこともあります。
しかし、それと同時に「このようには絶対ならないようにしよう」と強く思います。
そんな経験が、今このように本を書くためのネタとなり、原動力ともなってくれているわけです。
性格の悪い上司でも、少なからず私の向上心に火をつけてくれる大役を果たしてくれているわけです。
嫌な人であるほど、忘れられない存在になります。
学ぶことなどないのは結局あなたが学ぶべき点を見つけられないということでしかないのです。
すべての人は先生になるのです。