執筆者:水口貴博

苦手な上司との30の付き合い方

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尊敬できることを見つけることが、うまくやっていくためのポイント。

尊敬できることを見つけることが、うまくやっていくためのポイント。 | 苦手な上司との30の付き合い方

夫婦が仲良くなるためのポイントは、お互いに尊敬し合っていることだといわれています。

お互いに尊敬し合えるところが1つでもあれば、相手に対して敬服する気持ちが出て、喧嘩をしにくくなってしまうのです。

私の両親も、いつもお互いが尊敬し合っている状態です。

私の母は几帳面きちょうめんで、約束事は必ず守る人です。

前の晩に遅く寝たとしても「6時に起こして」とお願いすると、どんなに眠くてもきちんと約束は守ってくれます。

それに対して私の父は、どんなに仕事が大変でも責任を持って行う人です。

私が子どものころから、帰宅がいつも遅い人でした。

会社での仕事が残っているため、全部を片付けるまでは家には帰らない主義を持った、責任感のあふれる人でした。

そんな責任感のある父を母は尊敬し、父も約束はしっかり守る母を尊敬しています。

お互いがお互いを尊敬し合っている関係ということです。

そのおかげもあって、私は生まれてからまだ一度も両親が喧嘩をしているところを見たことがありません。

いつも仲がよく、うまくいかないことがあってもお互いがお互いを助け合っています。

「お互いに尊敬できるところがある」というのは、人間関係を安定させるための基本的な土台になります。

尊敬し合える関係というのは、夫婦に限らず友人関係や仕事の関係でも言えることです。

なかなかそりが合わず厄介な上司と仲良くなるためには、上司の中から尊敬できる部分を見つけると言うことが大切です。

どんな人間でも自分にはない尊敬できるという部分が必ず1つはあります。

嫌いだなと思う上司でも、必ず1つは自分が見習うべき点があるはずです。

そこを何とか探し出し、敬服しましょう。

見習うべき点を見つけることができれば、素直にすごいなと感動できます。

「いつもは嫌な人だけど、こんなすごい部分もあるんだ」

そう思えるようになったとき、自然と上司への感情も丸くなるのです。

苦手な上司との付き合い方(4)
  • 尊敬できるところを見つける。
「勉強になりました」は、相手のためにも自分のためにもなる。

苦手な上司との30の付き合い方

  1. 宝くじのように、厄介な上司に大当たりしてみよう。
  2. 仕事の楽しさは、人間関係で決まる。
  3. 「何をするか」より「誰とするか」のほうが大切。
  4. 尊敬できることを見つけることが、うまくやっていくためのポイント。
  5. 「勉強になりました」は、相手のためにも自分のためにもなる。
  6. 間違ってもいいから、自分なりに考えて答えを出す。
  7. 挨拶は、まず自分から。
  8. 上司からの叱責を、必要以上に重く受け止めない。
  9. お土産が、上司との心の距離を縮めていく。
  10. 上司は、あなたがどれだけ一生懸命にやっているかを見ている。
  11. 上司は嫌われるのが仕事。
    それを理解しておこう。
  12. 上司は犬と同じ。
    逃げれば逃げるほど、噛みついてくる。
  13. 嫌な人からは、反面教師として学びを得よう。
  14. 仲良くなるためのアプローチは、まず自分から。
  15. 忘れられないお説教が、あなたの人生を変える。
  16. 手柄を上司にプレゼントをすると、上司と自分の両方の株が上がる。
  17. 部下は上司を引き立てるために存在する。
  18. 口で言うより、まず行動で示す。
  19. つまらない仕事をしないと、本当のチャンスは与えられない。
  20. 上司を楽しませることも、あなたの仕事の1つ。
  21. 回り道を進んでできる人が、強くなる。
  22. 礼儀やマナーも、仕事の1つだ。
  23. 甘えることも、仕事のうち。
  24. 上司を変えるより、自分が変わろう。
  25. ホウレンソウは、人間関係の潤滑油として活用する。
  26. 上司の自慢話や武勇伝は、驚くリアクションで対応すればいい。
  27. 小さなトラブルでも、隠さず報告しよう。
  28. 日頃から行っている練習のときこそ、本気になる。
  29. 性格を、しっかり把握する。
  30. すべての出会いを生かそう。

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