企業研究では、まず志望企業を徹底的に調べることです。
志望企業については、あらゆる手段を使って深く調べることが重要です。
しかし、志望企業だけ集中して調べるのは、効率がいいように思えますが、実はある副作用もあります。
視野が狭くなるという点です。
業界には、多種多様な企業が共存していますが、その様子に気づきにくくなります。
そこでおすすめなのが、同業他社の研究です。
企業研究では、同じ業界の仕事をしている他の企業も、ぜひ確認してみてください。
もちろん志望企業ではないため、深く調べる必要はありませんが、概要くらいは調べておくといいでしょう。
幅広く情報を入手することで視野が広がり、業界内の位置関係がわかりやすくなります。
対立している企業だけとは限りません。
親子関係の企業もあれば、取引関係の企業もあります。
業界は、弱肉強食の世界でもある一方、共存共栄の世界でもあります。
比較することで、企業ごとの特徴や違いなども、より明確に把握しやすくなるでしょう。
強みや弱みの住み分けがあることに気づくかもしれません。
同業他社の研究が、結果として、志望企業の理解を深めることにもつながるのです。