重大な失敗をすると「人生が終わった」と思います。
年齢を重ねてから夢を持っても「今さら努力をしても無駄」と思うかもしれません。
取り返しのつかない罪を犯せば「大変な人生が待っている」と思います。
やり直せない一番の原因は何か。
時間やお金が足りないことでしょうか。
運やチャンスがないことでしょうか。
「人生をやり直そう」と思うだけでもすごいことです。
人生をやり直すべき場面があっても、多くの人はなかなかそう思いません。
「やり直しても仕方ない」
何もせず、ぼうっとしているだけで、人生が挽回することはありません。
何もしなければ、何も起こりません。
それが現実です。
今、リバウンドのチャンスが与えられています。
リバウンドと言えば、まずダイエットを想像することでしょう。
たしかにダイエットのリバウンドはよくありませんが、リバウンドしたほうがいいときもあります。
心理学で、興味深い実験があります。
あるところに、おりの中にゾウを入れ、鍵をかけました。
閉じ込めたのです。
道端に転んでけがをしたとき、不思議な経験をしたことはありませんか。
足を擦りむいて、血が流れます。
傷口が痛みますが、歩き始めると、なぜか痛みが治まります。
頭のいい人は「危ない」が、口癖です。
子どもより、大人のほうが「危ない」とよく言います。
大人でも、高学歴の人ほど「危ない」とよく言います。
自分が嫌になることはありませんか。
人を助けることもできない。
人を喜ばせることもできない。
読みものを楽しんでいると、ある言葉がふと目に留まることはありませんか。
普通に読んでいると、ある言葉に心が引かれることがあるでしょう。
その活字だけ浮き上がって見える。
人は、何かを発言するとき、人目を気にしやすいものです。
「それは違う」と、否定されたくは、ありません。
やはり、人から褒められたり認められたりするような意見を言いたいと思うものです。
困っている人を助けようとしたとき、助けようとしていた自分まで、ダメになることがあります。
いわゆる、共倒れです。
無理な助け合いをした結果、お互いにやっていけなくなるのです。
いつからでしょうか。
私たちは、何かがあるたびに、善しあしを区別する癖があります。
リラックスできるのはよいことと考えますが、緊張するのは悪いことと考えます。
今あなたは、鍵のかかった密室に閉じ込められています。
手元に、鍵はありません。
鍵がどこにあるのかも、わかりません。
生まれたときから家が裕福なら、苦労はしません。
生まれたときから、裕福がすでに実現されています。
お金や衣食住が、十分すぎるほど、たくさんある状態です。
「疲れたなあ」
そう思ったとき、疲れの様子を振り返ってみましょう。
疲れなんて同じではないかと思いますが、違います。
「難しいに決まっている」
そう考えると、先が思いやられます。
行動する前から、行動してからのことを想像してしまいます。
お金もない。
仕事もない。
妻も子どももいない。
「絆」という言葉があります。
絆とは、人と人との強い結びつきです。
「家族の絆が強まった」「私たちには強い絆がある」などと言いますね。
ふとしたトラブルで、いらいらすることがあります。
いらいらさせた相手に、怒りをぶつけるのはよくありません。
指摘するのはいいですが、喧嘩をするのはダメです。
一度でいいですから、当たり前のことを、当たり前に行動してみましょう。
「当たり前だから誰でもやっている」と思いますが、本当にそうでしょうか。
当たり前のことだから、誰もが軽く考えます。
若者でも、老人のような人がいます。
老後ばかりを、考えている人です。
「老後はどうやって暮らそうか」
自己啓発書を、悪徳宗教のように考える人がいます。
教えを伝える様子は、洗脳に似ている一面があるのかもしれません。
しかし、悪徳ではありません。
19世紀フランスを代表する作家バルザックは、多作で有名です。
バルザックが作品数は、およそ100編にのぼるといわれています。
生み出した登場人物は、およそ2,000人です。
きれいな景色を見るためには、どうすればいいのでしょうか。
きれいな景色のあるところへ旅行に行くことでしょうか。
たしかにきれいな景色が見られますが、時間とお金がかかりすぎます。
よい選択肢を選ぼうとしていませんか。
人生をやり直すためには、できるだけよい選択肢を選ぼうとします。
たしかによい選択肢を選べば、立ち直りも早くなるでしょう。
今、あなたの目の前には、たくさんのチャンスが通りすぎています。
たった今、この瞬間もです。
「信じられない。チャンスなんて、どこにも見えないよ」と思いますが、無理もありません。
喧嘩をした直後は、素直に謝りにくいものです。
むかむかした気持ちがあり「ごめんなさい」が言えないときもあるでしょう。
「自分は悪くない」「プライドが許さない」という気持ちは、わかります。
人には、ある程度の「身なり」というものがあります。
服装や持ち物などです。
裸で外を歩くわけにはいきません。
会話をしたり本を読んだりするときに、欠点を探して、けちをつける人がいます。
いわゆる、粗探しです。
「話が矛盾しています」「言っていることがおかしいです」と言います。