執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。

出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

自分でわかりやすいと感じたことが、ほかの人にとって、わかりやすいとは限りません。

自分で見やすいと感じたことが、ほかの人にとって、見やすいとも限りません。

これは切実な問題です。

自分では、自分の悪いところが見えにくい。

どうしても主観的になります。

しかし、他人からははっきり見えるのです。

客観的な視点を得るには、やはり他人に見てもらうのが王道です。

ここでまず思い浮かぶのは、やはり同僚の存在でしょう。

同僚とは世代が近いので話しかけやすく、気軽にお願いできます。

客観的な目から意見を得ることができ、改善につながることがあります。

しかし、本当のことを言えば、同僚ではまだ甘いのです。

ただ単に他人なら誰でもいいわけではありません。

たしかに客観的なチェックができますが、同僚の指摘が果たして本当に正しいのかわかりません。

何しろ自分とおおむねキャリアが同等なので、指摘のレベルも十分とは言えないからです。

そういうときこそ頼りになるのが、上司です。

「先輩」ではなく「上司」というところがポイントです。

先輩は時間が経てば、誰でもなれます。

キャリアは長いでしょうが、仕事面での経験値は不透明です。

しかし、上司は違います。

上司は、誰でもなれるポジションではありません。

ポジションが高い人は、仕事の成果が正当に評価された人が得られる地位です。

さまざまな経験を積み、他者から認められた結果です。

何度もプレゼンを経験しているはずです。

仕事の要点をしっかり押さえていることでしょう。

上司によるチェックは頼りになるのです。

頼りにするなら、同僚より上司です。

部下のために、悪い指摘を次々指摘します。

しかし、その指摘のほとんどは、やはり的を射ているものばかりです。

キャリアが長いので、プレゼンにおける客観的なチェックができるのです。

見やすいプレゼン資料の作り方(29)
  • 出来上がった資料は、上司にチェックしてもらう。
プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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