プレゼンでは、図やグラフなどを用いることがあります。
カラフルな図やグラフを使っている人がいます。
少しでも見た目をよくしようと、初心者が陥りやすい失敗です。
たしかにカラフルなら、手の込んだ内容に見えるでしょう。
しかし、カラフルなら必ず見やすくなるのかというと、疑問です。
往々にして、図やグラフにたくさんの色を使いすぎると、逆に見づらくなる場合のほうが多いものです。
通常私たちは、白黒の文字の中にカラフルな色が登場すると、無意識のうちにその意味をくみ取ろうとします。
「なぜ、ここでこの色が登場したのだろう。強調か、イメージか、装飾か。もしくはそれ以外の意味があるのか……」
見ている人を無駄に考えさせてしまい、疲れさせます。
また、カラフルな色使いは目にも負担が大きくなり、目が疲れます。
こうした理由によって、資料への集中が妨げられるのです。
プレゼンにおいて、色の使い方には要注意です。
できるだけ使う色を少なくしましょう。
「本当に、そこをカラーにする必要があるのか」
一度、このことを自分に問いかけながら、発表内容を見直してみましょう。
往々にして、無駄に色を使いすぎています。
使う色を減らしたほうが、理解しやすくなる場合が多いのです。