執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

13

箸先をかじらない。

箸先をかじらない。 | 箸の使い方の30のマナー

箸先をかじると、箸の寿命を短くします。

箸先がつぶれてしまっては、もう使えません。

一瞬で終わりです。

特に日本料理店では、高価な箸が使われているため、大きな損失になります。

では、使い捨ての割り箸ならいいのかというと、そういう話でもありません。

そもそも歯形が残った箸は、見た人に不快感を与えます。

たとえば、箸先を噛む癖のある人が、友人宅に招かれて食事をごちそうになったとします。

食事をしていると、いつもの癖で、箸先を噛んでしまった。

食事が終わって帰った後、歯形が残った箸を見て、友人にどう思われるでしょうか。

やはり不快感を抱くに違いありません。

これは習慣の問題です。

そういう癖そのものがよくありません。

癖はいつの間にか、ほかの人に悪い印象を与えます。

往々にして、箸先を噛む癖は、子どものころに形成されたままの場合が多い。

湿った箸先を噛むと、独特の木の味が染み出て、面白くて癖になってしまうのです。

また、甘えたがる幼い時期は、箸を噛んでいて気持ちをなだめていることもあります。

そのときの癖が残ったまま大人になっている人が、多いのです。

子どものころについてしまった癖は、大人になってからも、なかなか抜けません。

恐ろしいことに、当たり前のことと思い込んでしまい、気づけないのです。

あなたはいかがでしょうか。

自宅で使っている自分用の箸の箸先を、いま一度、チェックしてみましょう。

噛んだような跡があるなら、癖があるということです。

箸の使い方のマナー(13)
  • 箸先を、かじらないようにする。
箸を持ったまま、おかわりをしない。
おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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