箸を持ったままおかわりをするのは、タブーとされています。
和食は、ゆっくりじっくり味わうものです。
箸を持ちながらおかわりするのは、慌てていて落ち着きがない様子にうかがえます。
和やかな場の雰囲気を壊してしまうのです。
全体を通して、慌てず騒がず、落ち着いた行動を心がけましょう。
上品なおかわりの手順は、次のとおりです。
おかわりをするときは、箸を箸置きに置きます。
片手で茶碗を差し出さず、茶碗を両手で添えてお願いします。
おかわりを受け取るときにも、両手で受け取るようにしましょう。
おかわりを待っている最中、暇だからと言って、お新香などをつまむのはよくありません。
「早くしてよ」とせかしている様子に見えます。
そういうつもりがなくても、そういう誤解を生みかねないのです。
待っている間は、同席者との会話を楽しむようにしましょう。
おかわりで受け取った茶碗に、すぐ箸をつけるのはよくありません。
早く食べたい気持ちはあるでしょうが、一度盆の上に置いてから食べ始めるのがマナーです。