執筆者:水口貴博

和食の30の食事マナー

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ご飯をおかわりするときのマナー。

ご飯をおかわりするときのマナー。 | 和食の30の食事マナー

日本料理では、基本的にご飯のおかわりは自由です。

好きなだけ食べられます。

ただし、おかわりをするとき、守りたいマナーがあります。

茶碗ちゃわんの底に一口分だけ残した状態で、おかわりをお願いしましょう。

意外に思われる人も多いことでしょうが、一口分残すのが正式な和食のマナーです。

ご飯を少し残すのは、和食作法では「つなぎ」の意味があるのです。

「まだ食事は終わっていない」という意味が込められています。

人によっては「おかわりをください」という合図を恥ずかしく思ったり面倒と思ったりする人もいるでしょう。

茶碗の底に一口分のご飯を残している状態が「おかわりをお願いしたい」合図になり、わざわざ話しかける手間もなくなるのです。

恥をかかせたり話しかける手間を省いたりする意味もあります。

ただし、食事を終えたときには、茶碗のご飯をきちんとすべて食べきるようにしましょう。

すべて食べきることで「食事が終わりました」という合図になります。

和食の食事マナー(24)
  • ご飯をおかわりするときは、茶碗の底に一口分だけ残しておく。
食事中、箸を休めるときのルール。

和食の30の食事マナー

  1. 日本人の手先の器用さは、箸の文化が作った。
  2. 和食マナーの最大のポイントは、箸の使い方。
  3. 箸先は、その人の育ちや教養が垣間見える部分。
  4. 箸使いの美しさは、箸を取るときから始まっている。
  5. 前かがみになり、自分から食器に口を近づけて食べるのはマナー違反。
  6. 和食では、原則としてハンカチは使わず、懐紙を使う。
  7. 懐紙を使う、主な3つの場面。
  8. せっかく汚れを隠すために懐紙を使っても、その場に残していくのは意味がない。
  9. 懐紙は、普段はメモ用紙として持参すれば、邪魔にはならない。
  10. 割り箸は、左右に割るのではなく、上下に割るのが正しいマナー。
  11. 「食べ方は個人の自由」自由と思えるこの言葉には、思わぬ危険が含まれている。
  12. 季節によって会席料理のメニューが変わる大切な意味とは。
  13. 蓋付きの吸い物は、できるだけ早めに手をつける。
  14. 吸い物の蓋が開けにくいときの上手な対処法。
  15. 吸い物の貝が問題だ。
    さて、どう食べる?
  16. 吸い物の蓋を開けたときの水滴。
    あなたはどうしていますか。
  17. ご飯を口に含めたまま香の物を食べるのはいいが、吸い物をいただくのはよくない。
  18. 器を移動させるときの2つの注意点。
  19. 取った蓋は、盆の外に置くのがポイント。
  20. 箸を持ったまま、片手で器を持ち上げない。
  21. 手に持ってよい器。
    手に持ってはいけない器。
  22. 魚の骨の間から、身をつままない。
  23. 刺し身を食べるとき、醤油にわさびを混ぜるのは、控えたい食べ方。
  24. ご飯をおかわりするときのマナー。
  25. 食事中、箸を休めるときのルール。
  26. 使い終わった箸のマナー。
  27. つまようじは、使い方に注意が必要。
  28. 食べ終わった器を重ねない。
  29. おしぼりは、手を拭くためのもの。
    それ以外の用途で使わない。
  30. 食べ残しは、料理人への改善のメッセージになる。

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