執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

19

拝むように、両手で箸を挟まない。

拝むように、両手で箸を挟まない。 | 箸の使い方の30のマナー

「いただきます」

「ごちそうさま」

日本では、食事をいただく際と終える際、手を合わせる習慣があります。

西洋で言えば、食事前、キリストに向かって「アーメン」と言って祈りをささげるのと同じです。

その様子に若干の違いはありますが、意味していることは同じです。

命を捧げてくれる存在に対して、感謝の念を表しています。

「おかげで、今日も私はおなかを膨らませて生きることができます。ありがとうございます」ということです。

しかし、この手を合わせるときに、ささいなマナー違反を見かけることがあります。

箸を両手で挟んだまま「いただきます」と言っているのです。

この箸の使い方は、仏教において、仏様に差し上げるための箸使いとされています。

生きている人がこうした使い方をするのは、死を連想させ、大変縁起が悪いとされています。

「いただきます」と言うときは、箸を持たずに両手を合わせます。

箸の使い方のマナー(19)
  • 「いただきます」と「ごちそうさま」は、箸を持たずに両手を合わせる。
箸先を、なめない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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