執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

17

箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。

箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。 | 箸の使い方の30のマナー

おなかがすいていると、がつがつとした勢いのある食べ方をしてしまいがちです。

よく漫画では見られる風景ですね。

たしかにそばで見ていると、おいしそうに食べているように見えます。

しかし、向かいに座っている同席者から見て、どうでしょうか。

口の中が見えてしまい、不快になってしまうのです。

風船のように頬張っていると、喉に詰まりやすくなりますし、時には口から食べ物が噴き出てしまうかもしれません。

焦っているような印象も受け、見ている側が落ち着かなくなるでしょう。

お世辞にも美しい食べ方とは言えないのです。

また、見た目だけでなく、健康においてもよくありません。

頬張ることで、食事をよく噛んで食べることができません。

噛む回数が減ると、だ液の分泌も少なくなるため、消化が悪くなります。

おいしさは、噛むことで引き出されます。

よく噛むことでだ液の分泌が促され、おいしさが引き出されていくのです。

本当においしそうに食べている姿は、がつがつと押し込んでいる姿ではありません。

よく噛んで食べている姿です。

よく噛んでいる様子から、よく味わっていることがうかがえますね。

それが、本当においしそうに食べている様子なのです。

箸の使い方のマナー(17)
  • 一口ずつ、よく噛んで、味わいながら食べる。
箸を握らない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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