執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

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大皿の料理を、自分の箸で取らない。

大皿の料理を、自分の箸で取らない。 | 箸の使い方の30のマナー

大皿で出された料理の場合、一人一人が取っていきます。

特に中華料理の円卓テーブルでは、しばしば見られる光景ですね。

中国では「友好の証し」として解釈される文化があるためです。

自分の使っている箸を使って同席者に取り分けることで、お互いの交流を深めようとする表現になる意味が込められています。

ただし、所が変われば文化も変わります。

日本で食べる場合は事情が異なります。

和食の際、自分が使っている箸を使って取るのは、マナー違反になります。

不衛生だからです。

一度、口をつけた箸で取るのは、相手に不快を与えます。

一般的に大皿の料理には、取るための専用の箸が用意されているはず。

それを使って取りましょう。

また、箸を上下ひっくり返して使う人もいるようですが、これも作法としてはNGです。

汚れていない部分を使おうとする気遣いはわかりますが、本来の箸の使い方ではないからです。

正式な場では控えたい使い方です。

もし大皿の料理であるにもかかわらず、箸がない場合もあるでしょう。

その場合、お店の人にお願いして、もう1膳いただくようにしましょう。

みんなが気持ちよく食事をするためのマナーです。

箸の使い方のマナー(22)
  • 和食では、大皿の料理は、専用の箸を使って取るようにする。
箸を、つまようじの代わりにしない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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