年を取って動かなくなる。
動かないから、筋力が衰える。
さらに筋力が衰えるため、さらに動かなくなり、さらに衰える。
これが、お年寄りの多くがたどりやすい悪循環の典型です。
どこかで悪循環を断ち切る必要があります。
そんなとき、どのような運動を想像しますか。
どんなに年を取ってもできるスポーツは何か。
安全かつ、体力維持にいい運動は何か。
健康のために、一生続けられることは何か。
「散歩の習慣」です。
野球やサッカーなどのスポーツは、年を取ってからでは難しいですが、歩くことならいつまでもできるはずです。
しっかり手足を動かすウォーキングは、有酸素運動です。
歩くことで、前身の筋肉がバランスよく鍛えられ、息を吐いたり吸ったりするので心肺機能の強化にもつながります。
また、歩くことで五感を刺激することになりますから、認知症の予防にも効果があります。
体調がよくなれば、どんどん距離を伸ばしたり、歩くペースを上げたりなど、調整もしやすいのが特徴です。
歩くことなら、どんなにお年寄りでもできるはずです。
老若男女が、死ぬまで一生楽しめる運動なのです。