食後をした直後は、激しい運動を控えるほうが、賢明です。
おなかが痛くなって、運動をしたくてもなかなかできないのが現実です。
しかし、ここからが肝心です。
こう聞けばあなたはこう思ったのではないでしょうか。
「そうか。食後は運動しないほうがいいのか」と。
ここが人間の難しいところです。
「食後、運動はしないほうがいい」とは言っていません。
「食後、激しい運動はしないほうがいい」と言ったのです。
人間ですから、大雑把に考えてしまうところです。
控えたいのは、あくまで「激しい運動」です。
適度な運動くらいなら、大きな問題はありません。
では「激しい運動かどうか」の基準は、どこにあるのでしょうか。
「走るかどうか」を基準にしましょう。
たとえば、食後のジョギング・サッカー・野球・マラソンなどなら「走る」ため、激しい運動にあたります。
また、例外として筋トレも、走るわけではありませんが、激しい運動に当たるので要注意です。
しかし、食事をした後のウォーキングなら、激しい運動にはあたりません。
おなかに痛みが生じるのは、胃や腸への血の巡りが悪くなるときです。
ウォーキングくらいの軽い運動なら、基本的に胃や腸の消化・吸収の活動に大きな支障を来さないと考えていいでしょう。