親は子どもが失敗したとき、どんな言葉をかけていますか。
「ダメね」
「情けないなあ」
おそらくこうした失敗らしい言葉をかけているのではないでしょうか。
しかし、失敗の悔しさを一番感じているのは子どもです。
親がいわずとも、子どもは「力不足」に気づいています。
そういうとき、追い打ちをかけるように「ダメね。情けない」というマイナスの言葉をかけると、余計に落ち込んでしまいます。
場合によっては、行動しようとする勇気もなくなるでしょう。
子どもの成長が停滞するのは、親からの「心に突き刺さる一言」が原因ということもあります。
では、どういう言葉をかければいいのか。
失敗したときこそ、褒めてあげましょう。
失敗したというのにどこを褒めればいいのか、と思うでしょう。
何を褒めるのかというと、ただ挑戦をしたことです。
努力して頑張ったという、それだけで褒めるに値することです。
「よく頑張ったね。偉い」
この言葉が効きます。
頑張ることができたから、偉いことです。
失敗しても、行動したことを評価できます。
親の力量が試される瞬間です。
失敗したときほど褒めれば、子どもは失敗から立ち直りやすくなり、停滞をすることなく成長を続けます。