執筆者:水口貴博

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

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「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。

「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。 | 子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

私は、両親のうち、特に父親に似ていると思います。

似ているのは、顔形のような「外見面」ではなく「性格面」です。

父は、1つのことに没頭すると気が済むまでやり抜こうとするタイプです。

自分が納得するまで徹底的に探求して、納得できないものに関しては、頑固になります。

凝り性のところがあり、1つの事を始めると、結果が出るまで執着する性格です。

ゴルフも、庭での枝切りも、パソコンで書類作成をしているときも、集中して一気に終わらせてしまおうとするタイプです。

この性格は、まさに私とそっくりです。

父を見ていると「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くこともしばしばあります。

しかし、あらためて考えると、本当は逆です。

おそらく父のほうこそ、子どもを見ながら「もう1人の自分を見ているようだ」と思っているはずです。

そもそも私の遺伝子は、両親から受け継いだものだからです。

父と母の遺伝子が合わさって、私が生まれました。

血もDNAも、両親から受け継がれたものです。

父や母に似ているというのは、当然です。

そもそも子どもは、遺伝子レベルで両親に似る可能性が高いです。

当然の事実があるにもかかわらず、子どもの教育のときにすっかり忘れていることがあります。

子どもを育てるとき、子どもに合った教育を施してあげたいと思うでしょう。

さまざまな体験をさせて「この子にはどんな特徴があるのだろうか」と、子どもの様子を見ながら手探りを入れるでしょう。

そんなときこそ、父や母の性格を考慮してみればいい。

父や母が得意なことは、遺伝や環境などの影響で、子どもも得意になる可能性があります。

親から子へ遺伝子が受け継がれていれば、父や母の性格面が子どもにも受け継がれている可能性は大きい。

父が技術系に優れていれば、子どもにも同じ血が流れている可能性は大いに考えられます。

母が穏やかな性格なら、子どもにもその血が流れている可能性は大いに考えられます。

必ずとは限りませんが、可能性は大きいはずです。

子どもの性格を把握したり才能を見つけたりなど、参考になるでしょう。

子どもの「生きる力」を育てるしつけ方法(22)
  • 父や母の特徴を、子どもの特徴や才能を発見する手がかりにする。
卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。

子どもの「生きる力」を育てる30のしつけ方法

  1. 子どもの健全な成長に欠かせない3つの要素。
    「健全な家庭環境」「栄養バランスの取れた食事」「親からの愛情」
  2. 無理やり伸ばそうとするのではない。
    自然に伸ばそうとする心がけが大切。
  3. 勉強は「知識」から教えるのではなく「楽しさ」から教える。
  4. 料理上手は、素材の味を引き出すのがうまい人。
    子育て上手は、子どもの可能性を引き出すのがうまい人。
  5. 最初は平凡なことを褒めるだけでいい。
    褒めているうちに伸びていく。
  6. 子どもは、自分ではなかなか自分の長所に気づけない。
    気づかせるのが親の仕事。
  7. 子どもの悩みに親が共感するか否かが「話してよかった」と「話さなければよかった」を分ける。
  8. 淡泊な質問に対しては、淡泊な返事しかできない。
  9. ぜひ、夕食のときに子どもへ質問したい、魔法の言葉。
  10. 「本当に気が利く親」というのは、あえて子どもの面倒を見すぎない。
  11. 幼少のころ、苦しんだり悩んだりした経験は、意外なところで役立つ。
  12. 遊び道具は、なくても成長できるが、あったほうがもっと成長できる。
  13. 思考力は「広く浅い体験」より「1つの深い体験」をするとき、養われる。
  14. 「これだけは誰にも負けない」という自信がほかへと波及し、生きる力につながる。
  15. 早起きするといいことがある実感をさせれば、自然と早起きが習慣になる。
  16. 1つの夢が、多くの要素を成長させる。
  17. 親の仕事は、子どもが失敗したときこそ、褒めること。
  18. 子どもの部屋を持つと、自立心が促される。
  19. 10歳前後になれば、自分の部屋を持たせてもいい時期。
  20. 努力であれ我慢であろうと、目安があると継続しやすい。
  21. 子どものおねしょを叱るのは、意味がない。
  22. 「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くのは、子どもより親のほう。
  23. 卵1つで、子どもに自信をつけさせられる。
  24. 「まだ早すぎる」は、できるだけ言わないほうがいい。
  25. 「やってみると、思ったより○○だった」手応えの蓄積が、ゆくゆく子どもの財産になる。
  26. 夫婦が協力し合っている姿に、子どもは人間としてのあり方を発見する。
  27. 父親と母親の違いは、あったほうがいい。
    違いがあるからこそ、子どもは多くのことが学べる。
  28. 子どもに選ばせた靴は、自然と丁寧に扱うようになる。
  29. 自己評価が低い子どもは、不良に育ちやすい。
    自己評価が高い子どもは、健全に育ちやすい。
  30. 「先生」と呼ばれる親は、子育てに注意せよ。

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