子育てをしても、すぐ子どもから感謝されるわけではありません。
むしろ、感謝されない場面のほうが大半です。
朝起きれば、食卓に朝食ができているのが当たり前。
子育ては、一方的に子どもを育てる関係だけではありません。
子育てを通して、親も子どもに育てられる関係です。
子どもが生まれた瞬間から、普通の人でも親になります。
あれもこれも、すべて親がしていませんか。
「子どもにやらせるより自分がやったほうが早い」と思うかもしれません。
しかしそれでは、子どもの成長が促されません。
子どもに疲れたときは、子どもに癒されましょう。
疲れる原因が子どもなのに、どうやって癒されるのかと思うでしょう。
それは、子どもの寝顔と寝息です。
「できるだけ立派な親になりたい」
親なら、親らしく立派にしたいと思うのが親心です。
子どもをしっかりしつける。
「何でも1人で頑張ります」
立派な考えですが、現実的ではありません。
子育てを1人で抱え込むのは、協力を求める努力を放棄しているのと同じです。
「急ぎなさい」
「早くしなさい」
「ぐずぐずしない」
子どもが本当に求めているものは何でしょうか。
子どもに欲しいものを聞くと、返ってくる定番の答えは、だいたい3つです。
お菓子・おもちゃ・洋服なのです。
子育てから開放される時間はありますか。
「子育てから開放される」と聞けば、子育てを嫌がるように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
いくら子育てが大事とはいえ、ずっと子どもにかかりきりだと、親も疲れ果てます。
「子育てを楽しもう」という意識を持ってください。
「しなければいけない」と思いながら子どもと接すると、体が重く感じるようになります。
子育てに義務感があると、息苦しくなって疲れやすくなります。
テレビや保育所で覚えた歌を、子どもがふと口ずさむことがあります。
子どもの記憶力には驚かされます。
まだ幼いのに、歌を覚えるのはとても早いのです。
「まだ子どもだからね」という一言を言っていませんか。
重いものを持てないときや難しい問題が解けないとき、親がふと言いやすい一言です。
もちろん親に悪気はないでしょう。
大人になるにつれて子ども心を忘れがちです。
学校を卒業して、社会人になると、遊んでばかりはいられなくなります。
昔描いていた夢は、すっかり忘れた。
子どもは、喜びと感動を与えてくれる存在です。
たしかに子育てには、苦労も悩みも多いでしょう。
わがままで、なかなか言うことを聞いてくれない。
子育てをしていると気になってしまうのが、発達のスピードです。
子どもがいると、ほかの子持ちの親と接する機会が増えるでしょう。
このとき、ほかの子と比べてしまいがちです。
子どもは素直です。
子育てをしていると「自分はこんな性格だったのか」と、思い知らされる瞬間があります。
たとえば、子どもがわからないことを質問したとき、うまく答えられない自分がいます。
子どもを変えたければ、まず親が変わることです。
子どもに運動してほしければ、まず親が運動をすることです。
運動不足で小太りの親が「運動しなさい」と言っても、説得力がありません。
子どもと接するときは「昔の自分」と考えましょう。
自分の子どもなのですから、昔の自分と考えても不思議ではありません。
わが子を「昔の自分」として考えれば、成功も失敗も、感じ方が変わります。
わが子にも「ありがとう」と言っていますか。
「お世話をしているのは親のほうではないか」と思いますが、そうとは限りません。
時には、親が子どものお世話になることもあります。
子育てに疲れてきたときには、子どもの素晴らしい点を探しましょう。
どんな子どもにも、素晴らしい点は必ずあります。
もちろんあなたの子どもにも、素晴らしい点があります。
子育ては体力勝負。
子どもを抱っこやおんぶしたとき「前より重くなったな」と感じることがあります。
子どもは成長が早い。
子どもが本当に求めているのは、親からの愛情です。
抱きついてくるのは、抱いてほしいというより、親に触れたいから。
おねだりしてくるのは、欲しいというより、親に優しくされたいから。
なかなか寝てくれない。
なかなか泣きやんでくれない。
なかなか言うことを聞いてくれない。
子育ては、長期戦です。
1週間や1カ月では終わりません。
最初からハイペースで頑張っていると、すぐ息切れしてしまいます。
「今日は全然ダメだった」
そんな日があってもいいのです。
したかった買い物ができなかった。
子育てをするうえで欠かせない、3大原則があります。
「飽きない」「焦らない」「諦めない」です。
子育ては、まず飽きないことが大切です。
年を取るにつれて、時間の進み方が早くなるように感じます。
20代になったあたりから、時間の進み方がだんだん早くなります。
もちろん本当に時間の進む早さが変わったわけではなく、感じ方が変わります。
子育てといえば、単に子どもを育てると考えがちですが、それだけではありません。
もっと視野を広げて考えてみましょう。
会社が人で成り立っているように、国も人で成り立っています。
わが子は将来、どう育ってほしいですか。
親として、やはり何らかの希望があるでしょう。
「明るく元気な子に育ってほしい」
今日のあなたの目標をお伝えします。
今日のあなたの目標は、子どもに愛情をたっぷり与えることです。
これだけでいいのです。