「できるだけ立派な親になりたい」
親なら、親らしく立派にしたいと思うのが親心です。
子どもをしっかりしつける。
親らしい言動を完璧にこなす。
子どものためなら何でもする。
立派な心がけですが、少しレベルが高すぎるのではないでしょうか。
親として、100点満点を目指すと疲れます。
その完璧主義は、かえって自分を苦しめます。
100点満点を目指すのは、神を目指すようなものです。
不可能な目標です。
そもそも人間が完璧でない生き物なのですから、親を完璧に演じるにも無理があります。
100点満点は非現実的です。
親も人間ですから、完璧に失敗・ミス・ど忘れもあります。
100点を目指す必要はありません。
60点くらいでいいのです。
半分より少し上で合格。
70点もあれば、十分です。
80点もあれば、ほかの親から手本にされるレベルです。
親として、最低限の食事を子どもに食べさせ、礼儀作法をしつけられれば、それで十分です。
あとは、子どもが自分から成長していきます。
子どもにとって最高の手本は親ですが、親がすべてではありません。
子どもが成長すれば、どのみち親では物足りなくなり、親以外の人から手本を見つけるでしょう。
立派に親を演じようと気負いしすぎず、気楽に考えましょう。
60点の親で、すでに立派です。
親は、60点くらいでいいのです。