子育ては、長期戦です。
1週間や1カ月では終わりません。
最初からハイペースで頑張っていると、すぐ息切れしてしまいます。
数年間も続くことですから、無理をせず、のんびりやっていきましょう。
ただし、子育てをのんびりするとはいえ、だらだら手抜きすればいいわけではありません。
だらだらするのは、子育てにもしつけにも悪影響です。
ここで大切な心がけがあります。
「のんびりだけど、精いっぱい」という心がけです。
たとえば、子どもから質問されたとき「のんびりだけど精いっぱい」を思い出してください。
どんな質問でも、すぐ答える必要はありません。
時間はかかってもいいので、親なりに努力しつつ、のんびり答えれば十分です。
わからないことは、正直にわからないと答えるのもいいでしょう。
愛情の与え方も「のんびりだけど精いっぱい」を心がけます。
1日1回だけ大きな愛情を与えるより、1日中小さな愛情を与え続けるほうが、すくすく育ちます。
子育ての仕方も「のんびりだけど精いっぱい」です。
休みなく子育てをするより、たまには休む日を作って、気力や体力を充電する日を作ります。
1人では無理なときには、両親や保育所などにお願いしましょう。
子育てを休む日を作ったほうが、長期で考えて、よい親になれるでしょう。
子育てでは「のんびり」と「精いっぱい」のバランスを心がけると、上手にメリハリがつけられます。