「自分は、子どもを育てられるだろうか」
新婚時代に、誰もが感じる不安です。
周りにいる既婚者の子育てを見ていると、子育てに奮闘する様子がひしひし伝わります。
大暴れする子どもの世話が大変という話を聞くと、不安が大きくなります。
子育てによる睡眠不足で、目の下にくまができていたりします。
そういう様子を見聞きしていると「大変そうだな。自分には子育てができるだろうか」と、不安のため息が出るのです。
しかし、不安があるのは、悪いことではありません。
本当のことを言えば、不安があって当然なのです。
子育てに不安のない夫婦はいません。
子育ての経験がないからです。
子育ての経験がないのですから、最初は誰でも「自分にできるだろうか」という不安があります。
子どもを育てる自信がなくても、大げさに考えすぎないことです。
子育てをしたことがないのに、子育ての不安を完全に消そうとするのは、無理があります。
不安を恐れていると、子作りがいつまで経ってもできません。
不安を抱きながらでいいのです。
不安を抱きながら子育てをするほうが、かえって慎重になり、いい子育てができます。
「できるだろうか」と思うのは、きちんと先のことを考えている証拠です。
先のことを考える姿勢があれば、きっといい子育てができるに違いありません。
父親らしさも母親らしさも、子どもを産むと、自然と出てきます。
子どもから笑いかけてきたり抱っこを求めてきたりしてくると、親としての自覚が生まれてきます。
「子育ての不安は自分だけではない。誰でも最初は同じなんだ」と考えましょう。
ふっと肩の荷が下ります。