結婚した瞬間、私たちは今までにない役割が、1つ増えます。
男性なら「夫」という役割です。
女性なら「妻」という役割です。
これまで「学生」や「部下」という役割を演じたことはあっても、初婚の夫婦に「夫」や「妻」という役割は初めてです。
このとき、少しストレスがあります。
夫は「夫らしく振る舞わなければならない」という役割に戸惑います。
妻も「妻らしく振る舞わなければならない」という役割に戸惑います。
それぞれ、自分の役割を正しく演じたいのですが、最初からスムーズにはいきません。
今まで経験のないことですから、何をどうしていいか、わからないのです。
初めから、完全を求めないことです。
まずわかってほしいのは、不慣れです。
夫はときどき、夫らしくない行動をするかもしれません。
そうであったとしても、妻は寛大になってほしいのです。
夫という役割に不慣れだから、失敗したのでしょう。
夫としての役割の理解が不完全で、手探りの状態です。
妻も同じです。
妻もときどき、妻らしくない行動をするかもしれません。
そうであったとしても、夫は寛大になってほしいのです。
役割に慣れていないため、誤解があったのかもしれません。
「お互いに初めての役割で大変だよね」という理解が大切です。
この理解があれば、うまくいかないことが多少あっても、かっかすることはありません。
結婚した瞬間から「夫らしく」「妻らしく」と考えすぎないことです。
あまりせかすと、プレッシャーになります。
役割に慣れるには、時間が必要です。
いろいろな場面に遭遇しながら、役割を体で覚えます。
夫婦ともに初心者ですから、時間をかけていくようにしましょう。