私はいつも思います。
会社の受付嬢には、必ずお化粧が上手な女性が多いと思いませんか。
「美しい女性」と言うより「お化粧が上手な女性」と言ったほうが、言い得て妙です。
お化粧が上手だから、自然と美しく見えています。
顔だけではありません。
その接客の際の姿勢、会話などから出る雰囲気が、妙にいい雰囲気を出しています。
きめ細やかなお化粧が決まっている女性からは、手際のよさや強さを感じます。
それは女性ならではの「美を追究する本能」が関係しています。
男性には遠く及ばないことです。
「いかに美しく見せるか」というテーマで、女性は素晴らしい才能を発揮します。
自分の顔を整えるのが上手な女性は、企業の顔を整えるのも上手です。
「もう少しここは丁寧にしたほうがいいのでは」
「もう少しここを強調すればいいのでは」
「こうすれば、印象よく見られるだろう」
お化粧上手な女性ならではの美的センスが、企業の顔作りにも一役買っています。
お化粧をして「美しい顔」を演出しようとする女性の本能が「企業という顔」を演出する際にも、手腕を発揮できています。
したがって、お化粧上手な女性は、受付嬢としての仕事が登用されやすい。
受付嬢は「なぜ私が登用されたのか」と不思議に思うかもしれませんが、男性から見れば才能が輝いて見えます。
家庭の中にも、ムードメーカーがいます。
そうです、妻です。
家には妻という受付嬢がいて、家族の顔になっています。
家系の大半は男性が稼いでいる場合が多いものの、一家の雰囲気を作り出しているのは、確実に妻のほうです。
妻のおいしい料理に、家族全体が癒されます。
妻の明るい会話が、家族全体を賑やかにします。
来客があったときも、夫より妻のほうが接客がうまいです。
「美」を追究するという女性の本能が「礼儀」「丁寧さ」「手際よさ」などの役に立っています。
企業の受付嬢と同じように、女性ならではの「美を追究する本能」が「家族」の顔をお化粧するときにも効力を発揮しています。
妻は、家庭全体のムードを作り出すムードメーカーです。
「え? 私が?」
そう驚かず、もっと積極的に行動してもいい。
女性は、自分の秘めたる才能に気づいていません。
美しさを演出するその才能を、家族のために応用できるはずなのです。